がん保険のこと

「がんになったときに必要な保障とは?」 医療保険とがん保険の違いを考える ~がん保険の選び方~

「がんになったときに必要な保障とは?」 医療保険とがん保険の違いを考える ~がん保険の選び方~

がんに備えるにあたって、「医療保険でがんは保障されないの?」という声を多く耳にします。そこで、今回は一般的ながん保険と医療保険の保障内容の違いや、納得のいく保険の選び方について、ファイナンシャル・プランナーの井戸美枝(いど みえ)さんにうかがいました。

「保険選びは人それぞれ。はっきりとした"正解"はないんです」

――実際に、お客様から「がん保険と医療保険のどちらを選べばいいか」というご相談を受けられることは多いのでしょうか?

井戸さん:
多いですね。がんに対する不安は、みなさんお持ちだと思います。ですが、保険料をたくさん払う余裕はないので、がん保険と医療保険のどちらかを選びたい、というケースが多いんです。実は、保険の選び方にははっきりとした"正解"がなくて、その方の考え方や資産、家族構成に合わせて選ぶものなんですね。そのため、まずはがん保険と医療保険がどう違うのかをお話して、それからその方に合ったものを選んでいただくようにしています。

――では具体的に、がん保険と医療保険の保障には、どのような違いがあるのでしょうか?

井戸さん:
まず、医療保険は「病気やケガで入院したら保障する」という入院保障が基本です。たとえば、入院した場合に入院給付金が1日あたり1万円を60日まで受け取れるというようなシンプルなものが多いですね。病気・ケガに広く備えたい方なら、こちらがいいと思います。一方で、がん保険はがんになった場合にしか適用されない代わりに、入院は日数に制限なく保障が受けられたり、がんと診断されれば診断給付金が受け取れたりとがんに手厚い保障となっています。また、手術・抗がん剤・放射線といった三大治療が保障されるがん保険なら、さらにメリットが大きくなりますね。

――医療保険にがん特約を付けられる場合もありますが、こちらとがん保険の違いはなんでしょうか?

井戸さん:
がん特約は、入院1日あたりいくら保障されるという「入院日額上乗せタイプ」などが一般的で、がん保険と医療保険それぞれに加入するよりも保険料を安くおさえられるというメリットがあります。一方で、医療保険のがん特約と単体のがん保険では主契約の保障内容はさほど変わらないのですが、特約は主契約である医療保険のオプションなので、主契約の内容を変更した際にがん特約の保障が消えてしまう場合があります。また、主契約の金額を超える保障が付けられないので給付金額の制限もあります。ですからがんについては、単体のがん保険に加入したほうが、長く安心して保障が受けられることになります。また医療保険の場合は、既往歴があると入れないなどの制限があり、入れても保険料が高くなる場合がありますが、がん保険の場合はがんに関連する病気にかかったことがなければ、引受の基準が比較的緩く設定されているものが多いんですよ※1。単体のがん保険ならがんに備えられる可能性が高くなるのがメリットではないかと思います。

「"月々どのくらい保険料がかかるか"ではなく"がんになったらいくら必要か"を考えることが大切です」

――確かに保障の安心度というのもポイントですね。

井戸さん:
そうですね。一般的なケガや病気なら預貯金でもある程度は対応できるかもしれませんが、がんの場合は、部位やステージ(進行具合)によって治療費が全く違ってくるので、総額が見えづらいんですよ。平均的ながん治療費は100万程度とも言われていますが、実際には人それぞれなんです。

たとえば、定年退職されている高齢の方と、1日も早く社会復帰しなければならない若い方とでは、治療方法も治療費も変わってきます。そのため「月々どのくらい保険料がかかるか」ということよりも「自分ががんになったら保障がいくら必要か」を考えたほうがよいと思います。がんの場合は抗がん剤治療などの闘病が長期にわたる場合もあるので、結果的に会社を辞めてしまわれる方もいらっしゃるんですよ。そうなると、その方の収入は激減してしまいます。

がんになった方の年齢はもちろん、まだ小さいお子さんがいるのか、独身なのかといった家族構成によってもがん闘病期間に必要な金額というのはだいぶ違ってきますから、シミュレーションは必要ですよね。

――なるほど、がんという病気の特性を考えて保険を選ばなければいけないんですね。

井戸さん:
あとはがんの場合、抗がん剤治療によってかつらが必要になるなど、予想外の出費が重なることも考慮する必要がありますね。たとえば、入院の際の差額ベッド代。人数の多い相部屋ですと落ちついて治療を受けづらいので、結果的に個室を利用される方もいらっしゃいます。毎日かかる費用ですから、結構な金額になってしまう場合もあるんですよ。

「三大治療や通院の保障、治療の情報を得られるかをチェック」

――では、メリットの大きいがん保険に加入するとして、がん保険選びではどのような点に気をつければいいでしょうか?

井戸さん:
がん保険には様々なタイプがあって、対象となる治療を受けた場合に、その都度給付金が受けとれるものや、比較的大きな一時金を一括で受け取れるものなどがあり、それらを組み合わせたものも存在します。中には治療にかかった実額を保障する実損填補タイプというものもあります。やはり、自分が何を保障して欲しいのかを明確にしておくこと、そして選ぶ際には「自分がどういう状態になったら保障が出るのか」をチェックしていただきたいですね。あとは、保険料はいつまで払わなければならないのか、いずれ上がるものなのか、ということもチェックする必要があると思います。

――がん保険を選ぶうえで必要な条件としては、どんなことが挙げられるでしょうか?

井戸さん:
がんの治療を受ける際の入院保障に加え、治療内容に応じてその都度給付金が出ること、長期の闘病生活を考慮して通院保障があるとさらに安心だと思います。

あとは、がんは早期発見・早期治療で治る可能性が高くなっていますので、治療時や治療後の生活までも考慮した治療方法を患者さんが主体的に選択するための情報は、とても大切です。がんという病気やその治療方法についてはもちろん、がんの種類に応じた専門医の紹介など、そういった情報やノウハウを提供してくれるサービスが付いているがん保険ならさらに心強いですよね。がんの場合は経済的な問題はもちろんですが、的確な情報を得られるかどうかという問題も大きいので、その2つを解決できるがん保険であれば大いに選ぶ価値があると思います。

「がんになった後も、前向きに生きていくためのがん保険を」

――では、がん保険と医療保険ですと、それぞれどういう方が入るのがおすすめでしょうか?

井戸さん:
20代など若い独身の方であれば、医療保険にがん特約をつけて保険料を安くおさえようと考えられる方も多いと思うのですが、がんのことが心配なら、いざというときに手厚い保障が受けられる単体のがん保険のほうが安心できると思います。若い方なら月々の保険料も負担が軽いですしね。

実際に、私に相談に来られた20代の方が、乳がんで8日間入院されたそうです。この方は医療保険には入っていましたが、がん保険には入っていませんでした。入院期間は短かったものの、そのあと放射線治療を5週間毎日続けることになり、会社も休まなければならなくなってしまったんです。その方の医療保険には通院保障がなかったので、結果的にかなり痛い出費をされることになったというケースがありました。

――なるほど。では、30~40代の結婚されている方ですと、いかがでしょうか?

井戸さん:
それは家族構成によっても違ってくると思いますね。共働きでお子様のいない方であれば、どちらかががんになった場合にがん保険に入っていなくても、もしかしたらやりくりできるかもしれません。ですが、男性側しか働いていない場合やお子様がいらっしゃる場合などは、男性の方ががんになれば家計が厳しくなります。この世代の方が実際にがんになった場合を考えると、お子様がいて住宅ローンを抱えているのに収入が大幅に減り、治療に使える有給休暇もなくなり...という状況が一番辛いのではないかと思います。

がん保険で全てがまかなえるわけではないですが、辛いときにお金のことをあまり心配しなくてもいいというのは心強いと思います。保険をよく"お守り"と言いますが、特にこの世代の方々にとっては、がん保険が心のお守りにはなると思いますね。

――実際の体験談などをうかがうと、やはりがんにはがん保険で備えておくのが安心ですね。

井戸さん:
そうですね。あとは、がんは早期に発見し、治療ができれば治る可能性の高い病気ですから、その先も前向きに生きていくためのサポートを重視したがん保険がよいと思います。辛い治療から社会復帰するまでの通院保障や再発時の一時金など、安心だと思える保険を選んでいただきたいです。今や2人に1人はがんになる時代※2ですし、どなたにとっても他人事ではないですからね。

最後に、"保険は入れば終わり"というものではありません。今はベストな保険であっても、ご自身の年齢や家族構成が変化していくのはもちろん、治療方法も日進月歩の早さで進化していくわけですから。折に触れて、加入している保険が今のご自身のライフスタイルや治療とマッチしているかといった見直しは必要です。せっかく毎月保険料を払っているわけですから、保険会社さんとの付き合いも受身にならずに、こういった保険内容に関する相談などで積極的にコミュニケーションを取っていくのが賢いと思いますね。

※1 がんの罹患経験がない場合でも、告知書の条件を満たさない場合はご加入できません。
※2 公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計'14」

POINTまとめ
  1. がんに備えるのであれば、医療保険に付ける特約では十分ではない場合もあるので、単体のがん保険に入ることで安心できる
  2. がん治療には不安がつきまとうものです。治療方法や専門のドクターの紹介など、自分が納得した治療を受けるためのサポートをしてくれるがん保険を選ぼう

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