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がんの体験談 「生きる」ストーリー 猿渡直美さん/猿渡瞳さん④

がんの体験談 「生きる」ストーリー 猿渡直美さん/猿渡瞳さん④

「ママ負けるな、つよくなれ。」

瞳ちゃんは、思いを伝えることができたんですね。

それから2ヶ月半ののち、瞳は旅立ちました。私は糸が切れたように、何もできなくなりました。しばらくたった頃、あの子が通っていた中学校から、体育祭の音楽が流れてきて、そのときハッと思い出しました。
瞳が旅立つ2日前に、担任の先生がお見舞いに来られて、「猿渡、もうすぐ体育祭だぞ。参加できるか?」と聞かれたとき、全身麻痺で首も動かない瞳は「間に合わせます。必ず参加します!」と目をキラキラ輝かせて答えました。そのことを思い出したのです。
瞳の約束は母親の私が果たさなきゃ、と思って、急いでその日の体育祭に参加したんです。

ぶっつけ本番で、13才のみんなにまじって、玉入れ合戦や応援合戦を炎天下の砂ぼこりの中で、無我夢中でやりました。
気づくと、瞳の気持ちで笑っていたんですよ。うれしくて、楽しくて、青空の下で瞳と一体になって踊っているようで。そのとき、私の全身を瞳の声が駆け抜けたような気がしたんです。
「笑っているママが大好きだよ。ママ負けるな、つよくなれ。私はいつもそばにいるよ」って。

それで私、「泣いている場合じゃなかった。」と気づいたんです。
「私、負けてた。瞳ちゃんが大好きな、笑っているママでがんばるよ。」
青空に瞳が溶け込んでいるような感じがして、その青空に約束したんです。本当に私、瞳と一体になったんですよ。
あの子は私の中で、これから永遠に生き続けるんだと確信したので、今は生きていたとき以上に身近なんです。

瞳スーパーデラックスという薬は実在するのではないか、と私には思えます。

そうあってほしいですね、みんなの心の中に。瞳は、その処方箋をつくってくれたんだな、と思います。

猿渡瞳さん 弁論大会ムービー

2004年7月2日 大牟田文化会館 青少年健全育成弁論大会 田隈中学校代表
※抜粋です。若干ノイズが含まれております。ご了承ください。

取材 2006年5月 福岡にて
2006年7月 大牟田にて

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