がんのこと

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「がんを経験された方のお話」 北海道 さとし先生のお話

「がんを経験された方のお話」 北海道 さとし先生のお話

がんを経験された方々の貴重な体験談を語っていただくシリーズです。
※がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

「腫瘍内科医」って知っていますか。僕は、基本的に手術はしないんです。
がんになった患者さんが少しでも長く、快適に生きられるよう、抗がん剤による治療をする医者です。

抗がん剤には、想像以上にお金がかかります。

ここ数年、がんの治療は大きく変わってきています。新しい抗がん剤ができたことで、がんになっても長く生きられるようになりました。これは間違いなく大きな利点です。しかし、その反面、薬には莫大な開発費がかかっているので、抗がん剤治療にはかなりお金がかかるようになりました。患者さんにとっては大変な負担です。

治療は年金の振り込みを待ってから。

患者さんの中にはこんな方もいました。年金暮らしの70代の男性です。娘さんもいましたが、家族がいるためお金の工面ができない状況でした。その方は、年金が振り込まれるまでは、抗がん剤治療は受けられない、ということで本来であれば2週間に1回の治療を、月1回に減らし、年金が入った時点で受けるという形でなんとか続けていました。回数を減らすと、治療効果に影響しますが、それでも僕らは患者さんにとって可能な形で対応するしかないのです。

治療を数回受けた時点で、「高額な抗がん剤治療を受けるのはもうやめにしたい。そのお金を家族のためにのこしておきたい」とおっしゃった患者さんもいます。良いとわかっている治療がしてあげられないのは、医者として一番辛いです、とても悔しいです。

通院での治療が増えています。

また、抗がん剤の治療のスタイルも大きく変わってきています。入院ではなく、通院での治療が増えているのです。例えば、大腸がんの場合はほとんど入院しません。初回に1泊2日で点滴用の管を埋め込むだけ。そのあとは、通院での抗がん剤治療となります。

がんといえば、入院して手術、というイメージがあるようでみなさん最初の一言は「外来でいいんですか?」と、驚かれていますね。薬が進化したため、外来治療が可能になったのと、副作用対策の薬剤がよくなっていること、また、腫瘍内科医の治療がうまくいっている、というのがあると思います。

通院での治療は、患者さんの生活にとっていいことがたくさんあります。家族と共にそれまでと同じような生活ができること。仕事をしながら治療をしている方もいらっしゃいます。ある患者さんは、ダンプカーの運転士さん。体力がいる仕事です。特に冬場は忙しくて、札幌の雪まつりの雪を運んだり、除雪したり。いったんは仕事を辞めても、副作用が軽かったり、自分に自信がもてたら再び働き始めるというケースも見られますね。治療を続けなくてはなりませんし、それにはお金がかかりますから。

病気だけを見ていたら、治療はできない。

僕のところに来る患者さんは60代の方が多いので、ちょうど娘さんが結婚するとか、孫が生まれるという方が多くて、僕の電子カルテにはいっぱいメモしてあります。何月ごろ孫が生まれるとか、いつ結婚式とか。明確な目標があると患者さんの闘病意欲が全然違います。病気のことだけを話していても、医師と患者の信頼関係を築くことはできないように感じています。

治療を受けることで開けてくる未来があります。みなさんにお伝えしたいのは、がん治療について正しい知識を吸収してください、ということ。お金は大事です。治療を受けるときはもちろん必要ですし、旅行でも、趣味でも、何かをするときに必要です。病気になっても、やりたいことができる、ということがどれだけ気持ちを前向きにすることか。たとえがんと向きあうことになっても、目標を掲げて、いっしょにがんばりましょう。

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