みんなの答えがその場でわかる! ワンクリック!みんなのお金アンケート Q2012年に、あなたが思い切って買ったものは?
結果発表 リアルタイム・アンケート結果発表!
家具・家電など
洋服や鞄など
旅行
車やマイホーム
習い事や趣味のもの
ご投票ありがとうございました! アンケート期間:2012年12月14日~2012年12月26日「アフラック通信」読者の方の投票結果
前回のアフラック通信の読者アンケートでは「身近な人の介護で気になることは?」という質問に対して、たくさんの回答が寄せられました。その中で、ダントツの1位だったのは「お金の不安」。そこで今回のマネーコラムでは、お金のプロ、ファイナンシャルプランナーに「仕事と介護を両立するコツ」について聞いてみました 【前号アンケート】身近な人の「介護」で一番負担が気になることは? ※アンケート期間:2012年9月14日~2012年9月30日
マネーコラム ファイナンシャルプランナーによる、これだけは知っておきたい「おかねのはなし」

「はたらきながら介護」のための、5つのコツ! ~知っていれば慌てない。知恵とネットワークと少しの備えで、目指すは“がんばらない介護”~

家族の介護をしながら仕事を続けている先人達に話を聞くと、その多くはこれから紹介する5つのコツを取り入れて、“がんばらない介護”を自然体で実践しています。仕事と介護の両立は“知恵とネットワークと少しの備え”で楽しく乗り切ることができるのです。両立のコツと介護費用について紹介しましょう。 柳澤 美由紀 さん CFP®/一級ファイナンシャル・プランニング技能士
「はたらきながら介護」5つのコツ
【コツ1】仕事を続ける、と決める
【コツ2】会社の制度を調べ、活用する
【コツ3】介護のプロを味方につける
【コツ4】デイサービスを利用する
【コツ5】施設入所も視野に入れる

【コツ1】仕事を続ける、と決める

働きながら介護する第一のコツは「仕事を続ける」と決めること。当たり前すぎて笑ってしまうかもしれませんが、一番重要なポイントです。

生命保険文化センターの調べによると、介護経験のある人の平均介護期間は4年9カ月(平成24年度「生命保険に関する全国実態調査速報版」)。うち12.5%は10年以上介護を続けています。

仕事をやめて介護に専念することは、これまでのキャリアや仕事の人脈を手放すことを意味します。休職期間が長引けば、老後の年金額や再就職にも影響を及ぼすでしょう。

仕事を続けるか否かで迷うことに時間を割くよりも、やめないと決めて、自分にできる準備を早め早めに実行することが大切です。

家族の体調の変化で急に会社を休むことになる場合などに備えて、日ごろから前倒しで業務を進めたり、上司や同僚と情報を共有したり。このような工夫は「続ける」意識があればこそできるものです。

【コツ2】会社の制度を調べ、活用する

会社は、育児・介護休業法に則って、勤労介護者を支援するための制度を準備することを義務付けられています。就業規則をチェックして、その内容を確認しましょう。

育児・介護休業法で定められている制度とその概要は図表1の通りです。

図表1/育児・介護休業法による介護の制度 ※③ ~⑥ はいずれか1つ備えればよい

図表1の法定内容は「最低限これだけは備えましょう」というものなので、会社によってはさらに充実した内容になっている場合があります。また、勤務時間短縮に関する制度は複数(図表1の③~⑥)のうち1つを用意すればよいことになっています。

「介護休業」とは、介護が必要な状態の家族がいる場合にとれる長期休暇です。休める期間は、要介護状態の家族1人につき通算して93日までで、利用する場合は休みにしたい日の2週間前までに申請する必要があります。「介護休暇」は介護のための短期休暇です。要介護状態の家族1人につき年5日まで、2人以上なら年10日まで休めます。休む当日に申請することも可能です。介護休業と介護休暇は取得できる日数に限りがありますし、大半の会社で無給扱いです。介護休業に関しては条件を満たせば介護休業給付金(給料の40%相当)を受給できますが、復帰することが前提の制度なので、復職しないと給付を受けることができません。権利があるから、と思いつきでとるのではなく、それぞれの特性を考慮して戦略的に取得しましょう。

たとえば、有給休暇と介護休暇は家族の入院や突発的に状態が悪化したときに使います。①有給休暇→②介護休暇の順にとるのがベスト。

介護休業中は介護ネットワークを構築する重要な期間と位置付けましょう。これから利用する介護サービスを試してみる、ケアスタッフとの人間関係を築くなど、見守り環境を整えることに重きをおいてください。

 

【コツ3】介護のプロを味方につける

介護が必要になることがわかったら、すみやかに公的介護保険の要介護認定を受けましょう。地域包括支援センターか役所の介護保険課で手続きができます。本人が入院中でも申請は可能です。

介護休業中は復職に向けての準備期間でもあります。公的介護保険の介護サービスをどのように組み合わせるか、担当のケアマネジャーと話し合える好機です。この間にケアプランを作成すること。別居の家族や親せき、近隣に住む知人・友人などによる見守り体制を確立しておきましょう。特に認知症で徘徊の傾向がある場合は近隣にお住まいの方の協力が不可欠です。

【コツ4】デイサービスを利用する

介護は放っておくと年中無休のハードワークになってしまいます。

仕事をする平日はデイサービス(日帰りで施設に通う介護保険サービス。送迎、レクリエーション、入浴、食事の提供などがある)を利用するのが賢明です。本人の希望もあるでしょうが、いろんな人と話ができて、手や体を動かせるので、本人の状態を安定させる効果も期待できます。

デイサービスは公的介護保険の介護サービスの1つです。滞在時間によって料金が異なり、その1割を負担することになります。

図表2/標準的な施設でのデイサービス料金(1日)

たとえば、要介護2の家族が月20日9:00~17:00(8時間)のデイサービスに通った場合、1カ月にかかる費用は16,220円(※)+食事代です。

※この場合、介護保険サービス費が8,110円×20日=162,200円となります。
要介護2の1カ月の利用限度額は194,800円なので、自己負担額は162,200円の10%である16,220円です。

食事代は施設により異なりますが、おおむね1食500~800円程度です。1食800円の場合、食事代=800円×20日=16,000円。合計で32,220円の出費となります。

今年の公的介護保険改正で1日12時間までデイサービスを延長できるようになりました。9時間以上利用の場合、延長加算や夕食の食事代等がかかりますが、相談する価値はあります。

勤務時間を短縮して乗り切るべきか、デイサービスを長めに利用するべきか。本人はもちろん、勤務先の上司・同僚、家族、ケアマネジャー、施設スタッフなどと相談の上、プランを組みましょう。

【コツ5】施設入所も視野に入れる

仕事の関係上、在宅介護が困難な場合もあるでしょう。そんなときは施設入所も視野に入れましょう。入所一時金、月額費用、契約形態などはもちろん介護体制や方針など施設によりさまざまです。在宅介護に比べてお金はかかりますが、自分の仕事・生活を守りながら家族の介護ができるメリットがあります。

「介護サービス機関検索」 http://www.wellness.co.jp/aflac/asp/?type=7

株式会社ウェルネス医療情報センターのサイトへリンクします。
全国の介護施設、在宅サービス事業者などを地域別に検索できます。

その他にもアフラックでは、さまざまな介護に関するサービスをご案内しています。
「介護に関するサービス」 http://www.aflac.co.jp/ikiru/service/carer_service.html

※それぞれ別ウィンドウが開きます

これら5つのコツを覚えておけば、家族の介護が必要になったときに力になります。介護期間中の収入の減少は否めませんが、仕事を続けることはできます。どうか、あきらめないで!あなたのキャリアを手放さないで!

仕事と介護を両立させるには、介護勤労者を守る法律(育児・介護休業法)と公的介護保険のサービスを知ること、そして専門家の手助けを借りることが重要になります。介護は1人ではなく、みんなで支えていくものです。「助けてください」「協力してください」ということも、時には必要ですよ。