みんなの答えがその場でわかる! ワンクリック!みんなのお金アンケート Q.消費税増税!その前に、これだけはやっておきたいことは?
結果発表 リアルタイム・アンケート結果発表!
住宅購入やリフォーム
車や高額家電を買う
旅行やレジャーに行く
家計を見直す
投資など収入アップを目指す
ご投票ありがとうございました! アンケート期間:2013年4月4日~2013年4月18日 「アフラック通信」読者の方の投票結果
街なかで新しい制服やランドセルを身につけた、初々しい新入生の姿が見られる時期です。お子さまの成長とともに、気がかりなのが「教育費」ですね。上手に貯めるためのポイントを、お金のプロ、ファイナンシャルプランナーに聞いてみました!
マネーコラム ファイナンシャルプランナーが教える、わかる!「おかねのはなし」

コドモとワタシの未来を築く お金の習慣 後悔しない、わが家の教育費貯蓄プラン!~お金のプロも実践!貯めるための3つのポイントは?~

新年度になりました。出費の多いこの時期に、特に気になるのは教育費ではないでしょうか。ちゃんと準備しておけばよかったと後悔しないように、早め早めに対策を練っておきたいものですね。今回は脳の特性をいかした教育資金作りのコツについて紹介します。柳澤 美由紀さんCFP®/一級ファイナンシャル・プランニング技能士
コラムINDEX
POINT1
自由に楽しく!「ビジョンマップ」をつくる
POINT2
簡易ライフプランシートで
何年後にいくら必要かを把握する
POINT3
目的別積立貯蓄で自動的に貯まる仕組みをつくる

【POINT1】自由に楽しく!「ビジョンマップ」をつくる

教育資金計画を立てる前に、ぜひやってみてほしいことがあります。それは、「ビジョンマップ」を作ること。「ビジョンマップ」はコーチザビジョンの原村和子氏が提唱する夢実現ツールです。自分が、家族が、これからどんなふうに生きたいかをイメージしながら、雑誌等をペラペラめくり、ビビッときたフレーズや写真を切り取って、厚めの画用紙に貼っていきます。

絵を描くよりもスキルがいらないですし、空想するだけではすぐに忘れてしまいます。2~3時間程度の時間があるときに、数種類の雑誌、写真、パンフレット、はさみ、ノリ、画用紙などを用意して、チョキチョキ、ペタペタやってみましょう。こちらは「ビジョンマップ」のイメージです。

「ビジョンマップ」のイメージ

今年私が作った「ビジョンマップ」は、なりたい自分、欲しいモノ、行きたい場所、得たい空間・景色などを思いつくままに切り貼りしました。「家族とこんな暮らしができたら幸せだろうな」という視点で写真を選び、それに好きな言葉を載せて完成させました。今年は息子が受験生なので、志望校のパンフレットからも写真を使いました。

教育資金と「ビジョンマップ」、一見まったく関連性のないもののように思えるかもしれませんが、「ビジョンマップ」はあなたが潜在的に望んでいることです。

あなたの望みと資金計画がぴったり合えば、自然とやる気が芽生え、現状からみると多少難しい貯蓄プランでもスイスイ貯めていくことができます。一方、資金計画とあなたのビジョンとのズレが大きいと、途中で挫折したり、貯金はできたけどぜんぜん幸せじゃない、などの悲しい結末になることも。だからこそ、ビジョンをより明確にさせておく必要があるのです。

「ビジョンマップ」は作品として残るので、視覚を通じて右脳になりたいイメージを伝え続けることができます。これにより自分の進む方向性が明確になり、現実化しやすくなると言われています。作った「ビジョンマップ」は毎日見える場所に飾っておくといいですよ。

【POINT2】簡易ライフプランシートで何年後にいくら必要かを把握する

「ビジョンマップ」によってあなたの未来像が見えてきたら、図表1・2の「教育費」データをもとに時系列でいくらかかるのかを簡易ライフプランシート(図表3)に記入していきます。

図表1/幼稚園から高校までの1年間にかかる学費 ※出典:文部科学省「子どもの学習費調査(平成22年度)」、神奈川県横浜市「平成24年度保育料(第1子)」 ※1年間にかかる学費 幼稚園・保育園・小学校・中学校:学校教育費と学校給食費の合計額
(入学金は含まれない)※1年間にかかる学費 高校:学校教育費(入学金・学校給食費は含まれない)

図表2/大学の初年度納入金 ※出典:文部科学省「平成23年度私立大学入学者にかかる初年度学生納付金平均額」、「国公立学費データ(平成24年度)」より※百円単位は四捨五入している※2年目以降の費用は「授業料」+「施設設備費」となる※国立大学は施設設備費がかかりません

図表3/簡易ライフプランシート ※クリックすると「簡易ライフプランシート」(PDFファイル)が別ウィンドウで開きます。プリントアウトしてご利用ください。

教育費は不確実性の高いものなので、ざっくりわかればOKです。子どもの教育にこだわりがない人は、「幼稚園=私立、小学校・中学校=公立、高校=私立、大学=私立文系」のデータを使いましょう。

図表1・2には習いごとや塾、部活動などにかかるお金を盛り込んでいません。私立小学校や私立中学校の受験および高校・大学受験を検討している場合は塾の費用も調べておき、予算に組み入れておきましょう。また、習いごとをやっている場合は将来的にどれくらいの出費になるのか、年上の子どものいるお母さんに聞いておくといいですね。

データの正確性よりも、貯蓄を取り崩して学費を払うのが何年後に起こり、取り崩し額がいくらくらいになりそうかを把握することが大事です。

【POINT3】目的別積立貯蓄で自動的に貯まる仕組みをつくる

ライフプランシートに書き出した内容をもとに教育資金作りを始めます。ポイントは目的別に貯めること。通帳に「長男・大学用」「二男・高校用」などと書いておきましょう。

不思議なもので、貯金に名前を付けておくだけで、それ以外の用途でお金を引き出す気が起こりにくくなります。学資保険であればより明確ですが、積立定期預金や投資信託でも使える方法です。

目的が決まったら、積立額を出します。実際の金融商品に併せて積立額を算出したい場合はインターネット上にある無料シミュレーションを使うと便利です。

一般社団法人全国銀行協会「お取引シミュレーション(目標額達成)」
※別ウィンドウが開きます

積立額が決まったら、次はそれをやり続けることができるのか、 他の貯蓄とのバランスを考えながら検討していきます。

教育資金相談を受けていると、教育費のことだけで頭がいっぱいになる親御さんは多いです。でも、そればかりを見ていると、あなた自身のビジョンを実現させるために必要な資金や不測の事態のための貯蓄を増やせなくなるおそれがあります。そんなときは、教育資金作りに固執するのをやめること。親が準備するのはここまで、と決めて、子どもと相談しながら進路を決めていきましょう。

私の友人に、幼い頃から子どもにバイオリンを習わせている女性がいました。その子が私立中学校を受験したいと言い出したとき、これからかかる教育費と準備できるお金の内訳を子どもに見せて、「私立に行くならバイオリンを続けられない。どちらを選ぶかはあなたが決めなさい」とはっきり宣言したそうです。その子は悩んだ末にバイオリンを選択しました。家計状況がわかったからか、通信教育中心の勉強で高校は公立進学校に進みました。子ども自身が工夫するようになったことで、家計に余裕ができ、海外演奏会に毎年出してやることができていると言っていました。

このように子どもの教育にかけるお金に予算を立てて、それを超過する習いごとはさせないなどのわが家のルールを作ることも教育資金作りにとって大切なことです。教育費データをもとに教育費の全体像をつかむことは大切ですが、それにこだわりすぎないこと。無理のない範囲で積み立てられる金額を決めたら、自動積立機能を利用して、強制的にお金を貯める仕組みを導入しましょう。

教育資金を賢く増やすコツはビジュアルと数字で具体的にゴールを設定すること。そして、貯まる仕組みをできるだけ早く作っておくことです。

積立に目的をもたせるとモチベーションは高まりますよ。