みんなの答えがその場でわかる! ワンクリック!みんなのお金アンケート Q.普段心がけている貯蓄のための習慣は?
結果発表 リアルタイム・アンケート結果発表!
自動積立や財形貯蓄などで定額を貯金
500円玉貯金や小銭貯金などでコツコツと
学資保険や個人年金保険など保険に加入
株式や投資信託などを積立で購入
デパートや旅行会社などの積立サービスを利用
特に貯蓄を意識した生活はしていない
ご投票ありがとうございました! アンケート期間:2014年12月11日~2014年12月21日 「アフラック通信」読者の方の投票結果
将来のため、いざという時のために持っておきたい貯蓄ですが、思い通りにお金を貯めるのはなかなか難しいもの。そこで今回は、無理なく上手に「貯蓄体質」な家計に変える方法を、お金のプロ、ファイナンシャルプランナーに聞いてみました!
マネーコラム ファイナンシャルプランナーが教える、わかる!「おかねのはなし」

無理なく上手な「お金の貯め方・増やし方」

たかがお金、されどお金。やっぱり「お金」は少しでも多くあるとありがたいものですね。その元手になるのは、自分の就労収入が基本なので、その中からいかに効率よく貯めていくかで、将来のゆとりに差が出ます。今回は、お金の貯め方・増やし方の基本とポイントについてお伝えします。竹下 さくら さん CFP(R)/一級ファイナンシャル・プランニング技能士
コラムINDEX
貯蓄体質に家計を改善!
「残ったら貯める」から「使う前に貯める」へ
貯める手段の王道は「財形貯蓄」
給与口座に「自動積立定期預金」の設定も
教育費や老後資金は「保険で準備」する手も
「株」や「投資信託」を積立で購入する手も
人生における「お金の貯め時」は3回

貯蓄体質に家計を改善!「残ったら貯める」から「使う前に貯める」へ

「振り込まれた給料を使ってお金が残ったら、貯蓄に回そう」と思っていると、なかなか残らないものですね。

いつまでたっても貯蓄がなかなか増えないなぁと思ったら、先に貯蓄分を引いてしまう方式に切り替えてみるのがおすすめです。貯蓄として先に差し引く額は、5,000円でも1万円でもかまいません。大事なのは、毎月必ず貯蓄をすること、そして、残ったお金でやりくりする習慣をつけることです。

使いすぎた月は「今月も貯蓄に回すだけのお金は残らないかもなぁ」とストレスがかかるものですが、先に貯蓄分を差し引いておけば残ったお金は“全部使ってよいお金”の位置づけになるので、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

差し引いておいた貯蓄は確実に積み上がっていくので、気が付けば、まとまった額になっています。そうなると、不思議なもので、取り崩すのはもったいないという気持ちが働き、以前ほど気軽には取り崩さなくなります。その結果、お金が貯まる体質に家計が改善されていくわけですね。

慣れてくれば、差し引く額を増やしていくと、貯蓄の増え方が加速します。会社員であれば、基本給がベースアップしたらその一部を積立額の増額に振り分けたり、ボーナスからも貯蓄に回してみたりしてもよいでしょう。

図表1/「残ったら貯める」から「使う前に貯める」へ

図表1/「残ったら貯める」から「使う前に貯める」へ

貯める手段の王道は「財形貯蓄」

では、どんな方法で、貯蓄分を差し引けばよいのでしょうか。まず、会社員であれば「財形貯蓄」が王道です。会社が給与を振り込む前にあらかじめ差し引く形で貯める仕組みなので、残ったお金でやりくりする習慣がつきやすく、引き出す時は手続きが必要なので取り崩しにくいというメリットがあります。会社で制度を導入しているなら前向きな利用がおすすめです。

ボーナスからも差し引くことができるので、たとえば、無理に毎月3万円の積立をしなくても、毎月1万円をボーナス時に12万円×2回積み立てるなど、自分の貯蓄目標に合わせて配分すると効率的に貯められます。

また、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄のどれを利用していても貯蓄残高の10倍(最大4,000万円)まで、低利な財形住宅融資を利用できますので、将来の住宅購入時に住宅ローン選びの選択肢が広がります。

給与口座に「自動積立定期預金」の設定も

会社員でなくても手軽に利用できるのが「自動積立定期預金」です。自分で決めた日に普通預金から定期預金に一定額を振り替える制度で、給与振り込み日の翌日あたりに振り替えるように給与振込口座に設定しておくのがコツ。同様の仕組みを地方銀行や信用金庫などでも取り扱っています。

ボーナス月の振替額を別に設定できるので、財形貯蓄と同じように、年間の貯蓄目標に合わせて、着実に貯蓄額を増やしていくことができます。

とはいえ、多めの金額を設定しすぎて結局取り崩してしまったというのでは本末転倒なので、無理のない額で利用することが重要です。

教育費や老後資金は「保険で準備」する手も

目的や必要になる時期が決まっている資金を貯める際には、貯蓄性の高い保険を利用するのも一策です。たとえば、子どもの教育資金づくりのために学資保険・子ども保険を利用したり、老後資金づくりのために個人年金保険を利用する方法があります。

保険の利点は、まず保険料控除が使える点です。たとえば、個人年金保険では一定の要件を満たした場合、個人年金保険料控除が毎年、最高4万円まで受けられるので、所得税の税率が20%の人であれば、4万円×20%=8,000円分の所得税が還付されるのです。

契約した個人年金保険の保険料が毎月7,000円という人のケースなら、正味毎月6,333円(=(7,000円×12ヶ月-8,000円)÷12ヶ月)で済み、受け取る年金額は変わらないわけですから、より大きく増やす効果が得られます。

また、預貯金や他の金融商品で貯めて増やす場合に比べて、取り崩しにくい点に魅力を感じる人もいます。たとえば家計が苦しくなった時も、子ども名義の学資保険・子ども保険などには、最後まで手を付けない方が多く見受けられます。目的があるお金に色付けができる利点が保険にはあります。

ただし、学資保険・子ども保険、個人年金保険の利用にあたっては、必ず払った保険料よりも受け取るお金の合計額が大きくなるかの検算をして、預貯金で貯めるよりも有利になるかどうかの確認は必須です。

「株」や「投資信託」を積立で購入する手も

財形や預貯金、保険で積み立てるほかに、株式や投資信託などを積立購入する手もあります。

普通なら1単元分からしか買えないため、まとまったお金が必要になる株式や投資信託も、「株式累積投資(るいとう)」や「積立投資信託」なら、月々1万円以上1,000円単位といった小口で、毎月一定日に一定額の購入が可能です。

こうした投資商品は値動きがあるので売買のタイミングが難しいですが、毎月一定日に一定額を購入することで、割高な時には少なめに、割安な時には多めに購入することになり、結果的に効率的な買い方ができるメリットも(ドル・コスト平均法)。

証券会社によって、取り扱っている銘柄等にばらつきがありますので、よく比較検討した上で利用するとよいでしょう。

ただし、必要な時期が定まっている資金(子どもの大学進学時の教育資金など)の積立に使う場合は、運用環境によっては値下がりで損してしまう可能性を十分留意しておく必要があります。教育資金ならば、預貯金や学資保険を備えながら、分散投資先のひとつとしての併用利用するなどが安心です。

人生における「お金の貯め時」は3回

長い人生で、効率よくお金を貯められるタイミングは3回あると言われています。1回目は「独身の時」、2回目は「結婚後、子どもが小学校高学年になるまで」。そして、3回目は「末の子どもが独立後、退職するまで」です。

独身時代は入ってくるお金のすべてが“自分のお金”ですが、結婚して以降は“家族のお金”になって自由に使える額は減り、貯蓄に回すゆとりは大幅ダウンしますね。さらに子どもが生まれると、成長するにつれて食費や衣服代、おけいこ代、教育費などがどんどん高額になってくるため、小学校高学年になると貯蓄ペースが一気にダウンするご家庭は少なくありません。

中学、高校、大学と進学するたびに教育費負担も増える傾向にあるので、子どもが社会人になって独立してから、ようやく家計にゆとりができるご家庭が多いのです。退職までのこの時期に、家計をしっかり引き締め、どれだけ貯められるかが、長い老後生活のゆとりを大きく左右します。

とはいえ、子どもが遅めに産まれたご家庭では3回目の期間を十分に取れないことも。1回目、2回目の時期もすでに過ぎてしまったご家庭もあるかもしれません。要は、思い立った「今」が貯め時。まだ積立で貯蓄する仕掛けをしていないご家庭は、ぜひ速やかに始めてみてくださいね。