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保険の見直しをするときに抑えておきたいポイント

保険加入時に十分に検討した、もしくはなんとなく加入し、そのまま契約し続けている人もいるのではないでしょうか。しかし、必要な保険は人生のさまざまなタイミングで変化します。必要な保険が変わることを十分に理解し、可能な限り過不足のない保険を選びたいものです。どんなタイミングで保険を見直すべきか、保険のどういった点を見直すべきか考えてみましょう。

何のために保険に入っているかを明確に

「自分に万が一のことがあったとき」、「遺された家族の助けになるように」など、さまざまな考えから、保険に契約しているという人は多いでしょう。

人生のすべてのトラブルに備えることができれば理想ですが、たくさん保険に加入すればその分お金もかかります。備えたいトラブルの優先順位を決めて、順位の高いものから保険に入ると良いでしょう。自分は誰のために、何のために保険に加入しているのか。それを明確にした上で保険を見直していきましょう。

保険を見直す良いタイミング

1.結婚するとき

結婚する際には、お互いが独身時代に加入した保険の契約内容を改めて確認してみましょう。若い共働き夫婦の場合は「万が一のことがあった場合」に備える必要性を感じづらいかもしれませんが、収入が減ることによる生活費の不安を解消することは重要です。

夫婦のどちらかに万が一のことがあった際、保険金が夫婦に入るよう「保険金受取人」を変更しておくことを忘れないようにしましょう。また、独身時代に加入している保険は、契約者が親になっているケースもあります。結婚を機に、契約者を自分にする手続きも忘れずに行いましょう。

独身時代と働き方を変えるのであれば、収入にあわせた契約内容にすることも大切です。無理なく支払いを続けることができる保険料で、考えてみましょう。

2.出産したとき

保護者に万が一のことがあった際、子どもの生活を守ることができるだけの保障を準備する必要があります。この際、子どもが自立する年齢までの期間も考慮しましょう。

子ども自身のケガや病気に対する保障もある程度必要ですが、子どもの医療費に関しては公的な補助が用意されている自治体も多いです。必要以上に保険に加入してしまわないよう注意しましょう。子どもが少し大きくなってからは、公的な補助がなくなったタイミングで保障を増やすと良いでしょう。

3.マイホームを購入するとき

多くの場合、マイホームの購入にはローンを利用します。また、そのローンには「団体信用生命保険」という保険が付随されています。この保険に加入していると、ローン返済中に契約者が亡くなった場合、その後のローンの返済が免除されます。この保険は生命保険と重複する部分があるので、すでに入っている保険を見直すポイントとなります。

4.子どもが独立するとき

子どもが独立するということは、保険の観点でいうと「保護者が子どもの保障を用意する必要はなくなる」と考えられます。子どもが自分で保険に加入することが前提ですが、可能な場合は、夫婦だけの保障を考えて保険を選びましょう。

ただし、子どもが生まれる前とまったく同じように考えるのは少し危険です。若い頃よりもケガや病気のリスクは高くなる点などを考慮する必要があると考えましょう。また、年齢的にも働いて稼ぐ収入には限度があります。お互いに万が一のことがあったときのため、貯蓄額なども確認しながら、ある程度の保障を残しておくことを考えましょう。

保険を見直すポイント

1.保険の種類

車に乗る人は自動車保険を必要とし、車に乗らない人は自動車保険を必要としないように、保険は自分自身が必要だと思うものに入る必要があります。自分の現状を再確認し、そのときの自分に合った保険であるかどうかを考え直すようにしましょう。

生命保険には、死亡保障・医療保障・がん保障などがあります。保険を見直す際、どの保障を見直すかというと、多くの場合死亡保障の部分です。結婚し、子どもが生まれるまでは死亡保障はそれほど多くなくて良いと考えられますが、子どもが生まれたタイミングで数千万円という保障を検討する必要があります。

死亡保障は、いつのタイミングでも必要となる基本の保障と、子どもの養育期間中など、期間限定で必要となる大きな保障の2つに区分できます。基本の保障は終身保険、期間限定の保障は定期保険を使って備えると良いでしょう。

2.保障額

万が一のことを考えると、保障額は高ければ高いほど安心です。しかし、保障額が高いと負担する保険料が増えるので、本当にその保障額が必要なのかは十分に検討したほうが良いでしょう。逆に、保険料の安さを優先して保障額を決めてしまうことで、万が一のことがあった際に十分な保障を受けられない危険性もあります。

重要なのは、自分自身と家族のためにどれだけの保障が必要かをしっかり考え、過不足のない金額を設定することです。子どもがいる場合の遺族年金や、住宅ローンを組んでいるときの団体信用生命保険など、生命保険以外からも保障を受けられることを考慮しましょう。

3.保障期間

若い頃に加入した保険は、そのときの経済状況などから、保険料を重要視して決定していることが多いものです。しかも、本当に保障が必要な期間というものを考慮せずに決めてしまっている可能性があります。

結婚して子どもが生まれた場合、子どもが自立する年齢までは十分な保障を用意したいものです。保障期間が短くはないか見直してみましょう。年齢が高くなってから新しい保険に加入しようとすると、保険料が極端に高くなってしまうこともあります。

4.保険料

保険はとても重要なものですが、保険料を支払うことで現在の家計が逼迫するようでは続けることが難しくなります。無理のない保険料であるのか、今一度確認をしてみてください。

ただし、安易に保険料を安くしてしまうことにより、必要な保障が減ることも避けたいものです。現在の家計全体を見直し、無駄がないかを考え直しましょう。

保障を変えずに保険料を安くする方法もあります。保険料をある程度まとめて支払う方法です。一般的に多いのが毎月保険料を支払う「月払」ですが、これを半年分まとめて支払う「半年払」や、1年分をまとめて支払う「年払」などに変えることで、1カ月あたりの支払金額が安くなることがあります。

一度に出ていくお金は多くなりますが、最終的な金額は月払よりお得です。その他にも、ボーナスなどまとまった収入があるときを利用して支払う方法なども考えてみましょう。また、さらに保険料が安くなる「一時払」(期間内の保険料を一度にまとめて支払う)や、一部の期間の保険料を前払いする「一部前納」、すべてを前払いする「全期前納」などもあります。

生命保険を見直すときには無保険状態にならないように注意

保険を見直し、その結果、現在加入している保険を解約することがあります。その際、新しい保険の契約が始まるまでにタイムラグが起きることのないようにしましょう。1日くらい…と油断し、その1日に何かあれば、大きな損失をカバーできなくなる危険性もあります。保険に入っていない「無保険状態」にならないよう、十分に注意してください。

もし、数日分保障が重複してしまうことがあっても、無保険状態の日をつくらないように調整しましょう。いつから保障される日が開始するのか確認し、保障期間が始まってから、不要な保険を解約することをお勧めします。

まとめ

保険を見直すということは、現在加入している保険を知り、かつ、新たに加入する保険についても調べなければなりません。少し手間のかかる作業になりますが、自分自身と家族を守るため、そして無駄な保険料の支払いをなくすためには必ず必要なことです。保険のプロに相談してみるのも良い方法です。

(2016年6月作成)

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