アフラックペアレンツハウス
アフラックペアレンツハウスは、小児がんなどの難病の子どもとそのご家族のための総合支援センターです。
自宅から離れた病院で治療を受ける子どもとそのご家族が宿泊でき、館内は、利用者が自宅のようにくつろげるように、プレイルームやダイニングキッチン、洗濯機などを完備しています。患児の治療中は期間の制限なく滞在できます。
アフラックペアレンツハウスとは?
宿泊機能を備えた総合支援センター
小児がんなどの難病のために、自宅から離れた病院で治療を受ける子どもとそのご家族のための総合支援センターであり、1人1泊1,000円(患児は無料)で宿泊できる施設です。
全国に3棟(東京、大阪)あり、アフラックの保険契約の有無にかかわらず利用できます。
ご家族の負担を減らすための手厚いサポート
宿泊施設としての機能だけではなく、駐在している専門カウンセラーが利用者の不安や悩みに応じるなど、情報提供や相談事業を通して付き添いのご家族を経済的・精神的にサポートしています。
22年間で15万人以上が利用
ペアレンツハウスは2001年に東京都江東区に設立され、現在は東京と大阪に計3棟あります。
これまでの利用者数は、海外からの利用者も含めて、延べ15万人以上にのぼります(2023年3月末時点)。
利用日数は人それぞれ 日帰りから年単位まで
利用者の半数以上が小児がん患児とそのご家族です。
患児の治療期間中は日数の制限なく利用が可能で、利用は日帰りから年単位までさまざまです。
設立の背景
小児がん治療ができる専門病院は限られている
子ども特有の小児がんは、大人のがんと比較して発生率が少ないことから専門医が少なく、治療を受けることができる病院は大都市圏に集中しています。
遠方での治療はがんと闘う子どもたちのご家族への重い負担に
小児がん治療によりご家族が抱える負担には、治療費に加えて病院通いに伴う交通費や宿泊費などの「経済的負担」、病院と自宅の往復や慣れない土地での不自由な生活に伴う「肉体的負担」があります。
そして、何より大きいのは、子どもの病気や治療に対する不安や悩み、慣れない土地での不自由な生活への孤独感などの「精神的負担」です。
「がんに苦しむ人々を経済的苦難から救いたい」という創業の想いから生まれたペアレンツハウス
アフラックは、「がんに苦しむ人々を経済的苦難から救いたい」という創業の想いや「ブランドプロミス」などに表されるコアバリュー(基本的価値観)に基づき、社会と共有できる価値を創造していく企業経営(CSV経営)を実践しています。
このCSV経営の考え方に基づき、「小児がんと闘う子どもだけでなく、そのご家族の課題も解決したい」との想いでペアレンツハウスが設立されました。なぜなら、付き添うご家族の存在こそが、病気と闘う子どもを支えると考えているからです。
こだわり
利用者ひとりひとりの気持ちに寄り添う
滞在する子どもやご家族が、我が家にいるかのように心から安らげるよう、ペアレンツハウスにはやさしさと思いやりが隅々まで施されています。
ペアレンツハウスでは、利用者それぞれの気持ちに寄り添うことを、何よりも大切にしています。
ハウス内では常に人とのつながりを感じられる
ハウス内に置かれている日用品などの寄付品を通じて、人とのつながりを感じることができます。
「いつでも明かりがついていて、『いってらっしゃい』『お帰りなさい』と言ってもらえることで日々乗り切れます」という利用者の言葉をいただいています。
総合的な支援施設としての役割
多目的に使用できるセミナールームは、医療従事者の勉強会や患児のご家族同士の交流の場としても活用されています。
最近では、小児がんを経験した子どもたちの就労トレーニングの場として活用するなど、幅広い活動へとつながっています。
紹介動画
かかわる人たちの声
利用者の体験談
聖路加国際病院
大阪市立総合医療センター
日本赤十字社
近畿ブロック血液センター
国立がん研究センター東病院
慶應義塾大学病院
ソーシャルワーカー
賞歴一覧
第5回ACAP消費者志向活動表彰「消費者志向活動章」
2020年2月、アフラックは、公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)が主催する「第5回ACAP消費者志向活動表彰」において、「消費者志向活動章」を受賞しました。
本表彰制度は、企業や団体等の活動において、消費者志向経営の推進あるいはこれを支援する観点から称賛に値する活動を「消費者志向活動章」として表彰するものです。
アフラックは、「がんに苦しむ人々を経済的苦難から救いたい」という創業の想いのもと、小児がんなどの難病と闘う子どもたちとそのご家族を支援する活動に長年取り組んできました。その一つの取り組みである「アフラックペアレンツハウス」の活動が評価され、この度の受賞となりました。
- 1本業に関連した社会貢献であるとともに、会社からの寄付だけでなく、社員、保険販売代理店、一般消費者の寄付を運営の財源とする仕組みは、ステークホルダーとの協働、持続可能性という点で優れた仕組みといえる。
- 2保険契約者に限らず誰でも利用でき、小児がん経験者向けの自立・就労支援にも取り組んでいる。
第9回「キッズデザイン賞」
2015年7月、アフラックペアレンツハウスは、キッズデザイン協議会(内閣府認証NPO)が主催する第9回「キッズデザイン賞」*1を受賞しました。
受賞部門は「子どもの産み育て支援デザイン 地域・社会部門」*2で、ペアレンツハウスでは難病と闘う子どもの視点で様々な工夫がされていることや、安定的な運営を目的に社員やアソシエイツ(販売代理店)が寄付を行う仕組み「アフラック・キッズサポートシステム」を構築し、アフラックのさまざまなステークホルダーからの寄付によって継続的に支援していることが今回の受賞につながりました。
- *1「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を拓くデザイン」そして「子どもたちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度
- *2保育園、学校、自治体、地域などの施設で使用され、複数の子どもや親を対象とした、安全かつ楽しい妊娠・出産や子育てを支援する工夫がなされたものが対象
保険業界初 第8回「企業フィランソロピー大賞」
2010年12月、アフラックは、「がんと闘う子どもとご家族のための3つの活動(アフラックペアレンツハウス、公益信託アフラックがん遺児奨学基金*1、ゴールドリボン運動)」において、公益社団法人日本フィランソロピー協会が主催する第8回「企業フィランソロピー大賞」*2を保険会社として初めて受賞しました。
多くの社員やアソシエイツ(販売代理店)のみならず、「アフラックペアレンツハウス」を運営している公益財団法人がんの子どもを守る会ならびに認定NPO法人ファミリーハウス、「がん遺児奨学基金」の受託者である株式会社りそな銀行、そして認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークなど、長年にわたる多くの関係者のご支援が今回の受賞につながりました。
がんと闘う子どもとご家族のための3つの活動
- アフラックペアレンツハウス
- 公益信託がん遺児奨学基金
- ゴールドリボン運動
- *1公益信託アフラックがん遺児奨学基金は、2014年に小児がんを経験した高校生も奨学生の対象に加わり、「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」に改称
- *22003年に公益社団法人フィランソロピー協会によって創設され、毎年、本業を活かした社会貢献に取り組む企業を顕彰する制度
第2回「朝日 企業市民賞」
2005年9月、アフラックは、アフラックペアレンツハウスへの支援活動について、朝日新聞社が主催する第2回「朝日 企業市民賞」*を受賞しました。
受賞にあたっては、難病治療を受ける子どもとそのご家族の支援施設としてアフラックペアレンツハウスを建設し、財団法人およびNPOと連携しながら運営支援に努めていること、また、多くの社員とアソシエイツ(販売代理店)が寄付や募金活動などを行い、運営資金をまかなっていることが高く評価されました。
- *朝日新聞社が時代の要請に応えている優れた社会貢献活動を実施している企業を選出する顕彰活動