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健康コラム
ワンクリック!みんなのアンケート 結果発表 Q おくすり手帳、どのように使っていますか?
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常に持ち歩いている

18%
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通院のときだけ持っていく

58%
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薬局ではシールをもらって、家に保管している

18%
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特に使っていない

6%
ご投票ありがとうございました!

アンケート期間:2016年11月8日~11月18日「アフラック通信」読者の方の投票結果

ちょっと気になる健康と病気のマメ知識!健康コラム

「おくすり手帳」の上手な活用法

医師や薬剤師から「今、服用している薬はありますか?」「これまでに薬で副作用を起こしたことはありますか?」などと聞かれたことがあるのでは。そうしたとき、例えば「糖尿病の薬を飲んでいます」「昔、一度副作用が起きました」などと答えることはできても、薬の名前を正確に伝えることは難しいのではないでしょうか。そこで用意しておきたいのが「おくすり手帳」です。2016年4月から「おくすり手帳」の持参で、調剤の価格がお安くなる場合もあります。健康管理のサポーターとして大いに役立つ「おくすり手帳」を上手に活用しましょう。

コラムINDEX

怖い副作用の防止に!薬の重複や飲み合わせをチェック

おくすり手帳は一人1冊が基本

東日本大震災でも活躍!災害時などでも役立つおくすり手帳

紙媒体に代わる「電子おくすり手帳」が登場

おくすり手帳を薬局に持参すると40円ほど安くなる!

かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師をもとう

怖い副作用の防止に!薬の重複や飲み合わせをチェック

おくすり手帳は、自分が飲んだり使ったりしている薬について、名前や飲む量、回数、過去に経験した副作用などの「薬歴」を記録するものです。複数の医療機関にかかっている場合、それぞれの医療機関から薬が処方されることがあります。もし、それらの薬に同じ成分が含まれているとしたら、結果的に薬の成分量が過剰になり、そのまま服用してしまうと思わぬ副作用が出ることがあります。また、薬の飲み合わせによっては薬の効果が必要以上に強く現れて副作用が出たり、逆に弱まって十分な効果を得られないことがあります。

こうしたトラブルを未然に防ぐには、医師や薬剤師がその方の薬に関する情報を知る必要があります。その際におくすり手帳があれば、医師や薬剤師はそこに書かれた記録を見て、薬の重複がないか、薬の飲み合わせに問題がないかなどをチェックすることができます。

おくすり手帳は一人1冊が基本

おくすり手帳は市販のノートなどを使って自分で作ってもよいですが、薬局や医療機関で無料で入手することができます。それらは表紙のデザインが違っていたり、「おくすり手帳」「お薬手帳」「お薬の手帳」など表記が異なっていたりする場合がありますが、どれも名前、生年月日、住所、電話番号、血液型、主な既往歴、アレルギーの有無といった基本情報と、服用する薬の名前や用法、用量、効果、注意事項など薬を処方されるたびに書き加える情報が記録できるようになっています。

薬に関する情報は一元管理されてはじめて医師や薬剤師が十分に活用することができます。医療機関ごと、あるいは診療科ごとにおくすり手帳を持っている方がいますが、これでは情報が分散してしまい、結果的に医師や薬剤師は断片的な情報しか得られないため、適切な薬のチェックができません。薬の情報は1冊のおくすり手帳にまとめること、つまり一人1冊が基本です。

なお、おくすり手帳には、処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントなどの情報も記録しておくとよいでしょう。

東日本大震災でも活躍!災害時などでも役立つおくすり手帳

おくすり手帳は医療機関や薬局に行くときはもちろんのこと、できれば外出時も携帯することをお勧めします。外出先で事故に遭ったり、持病が急に悪化したりしてこれまでかかったことのない医療機関で診療を受けることになった場合でも、おくすり手帳があれば医師や薬剤師はその方がどんな薬を飲んでいるのか、どんな副作用歴があるのかなどを把握して、迅速かつ適切に対応できます。

災害時においても、おくすり手帳は大いに役立ちます。例えば、避難先で持病の薬が切れてしまったとします。自分が飲んでいる薬の名前を覚えておらず、「白色の丸い錠剤を飲んでいます」と、その場の医療スタッフに伝えても、その医療スタッフは数ある薬の中から必要な薬を処方することは困難ですが、おくすり手帳があればそれが可能です。実際、東日本大震災で医療支援に入った多くの医療スタッフが、被災地で診療を行ううえで、おくすり手帳が大いに役立ったと述べています。おくすり手帳はいつも決まったところに置き、災害時などの際には必ず持って出るようにしましょう。

おくすり手帳の薬の服用歴の記入例

紙媒体に代わる「電子おくすり手帳」が登場

スマートフォンの普及により、最近、おくすり手帳のアプリが次々と登場しています。

スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして、QRコードを読み取ったり、ICカードリーダーライタにかざしたりして、薬の情報を取り込むことで情報をクラウドに保管でき、災害時などでも取り出すことができます。

現在、「日薬eお薬手帳」(公益社団法人日本薬剤師会)、「大阪e-お薬手帳」(一般社団法人大阪府薬剤師会)など、さまざまな電子おくすり手帳が出ています。中には、処方箋を事前に薬局に送信して待ち時間を短縮できたり、飲み忘れを防ぐために服用時間を知らせてくれる機能などが付いたものもあります。

ただし、電子おくすり手帳はまだ普及段階で、すべての薬局で電子おくすり手帳を使えるわけではないので注意が必要です。

おくすり手帳を薬局に持参すると40円ほど安くなる!

私たちは、医師から処方箋を受け取ると、通常、薬局に行って処方箋を提出します。薬局は処方箋にもとづいて調剤をしますが、その際、他の薬との飲み合わせによる副作用が起こらないか、複数の医療機関から同じ薬を処方されていないかなどを確認したり、おくすり手帳に調剤した薬に関する情報を記載したりすると、薬剤服用歴管理指導料(以下、管理指導料)が発生します。これまでの管理指導料は、おくすり手帳を持ってきた人には410円(3割負担で約120円)、持ってこなかった人には340円(3割負担で約100円)と、持ってこない人のほうが安くなっていました。そのため、おくすり手帳を持参する人が少ないという現状がありました。

しかし、おくすり手帳の普及を図るため、2016年4月の診療報酬改定で、6カ月以内に同じ薬局でおくすり手帳を持参して調剤を受けた場合の管理指導料は380円(3割負担で約110円)に、はじめて行く薬局やおくすり手帳を持参しなかった場合は500円(3割負担で約150円)となりました。つまり、おくすり手帳を持っていけば3割負担の方は約40円安くなるというわけです。

ただし、薬局の施設基準によってはおくすり手帳の持参の有無にかかわらず、管理指導料が500円となる場合があります。利用する薬局がどの施設基準に該当するのか、薬局スタッフにたずねるとよいでしょう。

かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師をもとう

一人1冊のおくすり手帳を持つことが勧められるように、薬局についても複数の薬局を利用するのではなく、どこか1つの薬局に決め「かかりつけ薬局」にしておけば、すべての記録がそのかかりつけ薬局で一元管理されるので、薬のチェックが行き届きます。

かかりつけ薬局の中でも、相談しやすい「かかりつけ薬剤師」を決めておくと、健康管理にいっそう役立ちます。「この人をかかりつけ薬剤師にしよう」と自分で決めておくだけでも構いませんが、2016年4月の診療報酬改定により、かかりつけ薬剤師として指名する同意書をその薬剤師と交わすことができるようになりました。かかりつけ薬剤師は、24時間患者さんからの相談に応じたり、必要に応じて患者さんの自宅を訪問して服薬の整理などを行ったりします。

ただし、かかりつけ薬剤師として指名を受けるには、「3年以上の薬局勤務経験がある」「研修認定を取得している」などの要件を満たさなくてはいけません。そのため、薬局によっては、かかりつけ薬剤師として指名できる薬剤師が在籍しない場合があります。

また、かかりつけ薬剤師サービスを受ける場合、1回の調剤ごとに3割負担で60~100円程度の料金がかかります。指名の際には、料金について確認しておきましょう。

かかりつけ薬局はいわば薬や健康に関する相談所、かかりつけ薬剤師は薬や健康のアドバイザー、おくすり手帳は医師や薬剤師との連絡帳です。これらを上手に活用し、健康管理に役立てましょう。


協力:オーエムツー(荻 和子)

(2016年11月 作成)