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ちょっと気になる健康と病気のマメ知識!健康コラム

もしかして、臭う?体のニオイ徹底ケア!

残暑厳しいこの時期、他人のニオイが気になったり、「自分のニオイが他人に不快感を与えているのでは」と心配になったりしませんか?
体の中で特に臭いやすい部分として挙げられるのが、足、わきの下、そして口。これらのニオイの原因と対処法をご紹介します。

コラムINDEX

知っていますか?臭わない汗と臭う汗

足の裏はニオイの宝庫!?

わき毛が多いとニオイも強い!?

口臭予防は歯磨きだけじゃなく、会話も大事!

ビタミンC・Eで、加齢臭を予防!

一人で悩まないで専門医に相談

知っていますか?臭わない汗と臭う汗

私たちの体には、臭わない汗と臭う汗を出す2つの汗腺があります。

臭わない汗は、「エクリン腺」から出る汗です。唇や陰部を除いた全身に分布し、特に手足に多くみられます。エクリン腺から出る汗は蒸発するときに熱を奪うことで体温を一定に保つ体温調節の働きをしています。この汗の成分は、わずかに尿素や塩分、アンモニアなどが含まれていますが、ほとんどは水です。さらっとして蒸発しやすく、ニオイもほとんどありません。

臭う汗は、わきの下やおへその周り、外耳道(耳の穴)、乳輪、陰部など特定の部位に存在している「アポクリン腺」から出る汗です。思春期を迎えるころに大きくなり、老年期になると小さくなることから、性ホルモンと深い関わりがあると考えられています。アポクリン腺から出る汗は、タンパク質や脂質、糖質、アンモニア、鉄分などで構成されています。やや粘り気があるため、皮膚の表面にいる常在菌(皮膚常在菌)がつきやすい傾向があります。

これらの汗腺のほかに、皮膚にはもう一つ「皮脂腺」という分泌腺があります。すべての毛穴に存在し、特に顔や額、頭皮、胸、背中の中央、陰部などに多く存在しています。皮脂腺から分泌される皮脂は皮膚の潤いを保つ働きをしたり、皮膚を弱酸性に保って殺菌の繁殖を防いでいますが、長く皮膚にとどまると皮膚常在菌に分解され、ニオイ物質を発生させます。

足の裏はニオイの宝庫!?

足の裏はエクリン腺が集中していて体の中でも多くの汗をかくところです。そのうえ、靴下や靴を履いているため汗の水分が蒸発できず、皮膚常在菌が繁殖しやすい状態にあります。皮膚常在菌は足の角質や爪の間のゴミなどをエサにしてニオイ物質を放ちます。

足特有のニオイ物質として「イソ吉草(きっそう)酸」が知られています。イソ吉草酸はごく微量でも強いニオイを発し、靴などにつくとなかなか取れません。

指の間、爪と皮膚の間も丁寧に洗いましょう足のニオイを防ぐには、足を蒸れさせないこと。通気性のよい靴を履いたり、こまめに靴下を履きかえたりするなどを心がけましょう。また、お風呂に入ったときは、足の裏全体だけでなく、指の間や爪と皮膚の間も石けんで丁寧に洗いましょう。

同じ靴を履き続けない、脱いだらすぐ下駄箱にしまわず乾燥剤や新聞紙を靴に入れるといったことも心がけましょう。

なお、ここに挙げた足を蒸れさせない工夫は、足のニオイだけでなく、水虫対策としても有効です。

わき毛が多いとニオイも強い!?

ツンとくるようなわきの下特有のニオイは、アポクリン腺から出る汗の成分が皮脂と混じり合い、皮膚常在菌によって分解されることで発生します。アポクリン腺は誰にでもありますが、ニオイの強さに差があるのは、体質に違いがあるからです。ワキガ体質の人はそうでない人に比べアポクリン腺の数が多く、活発に働いているといわれています。また、男性はその傾向が強く、女性よりニオイが強く現れます。

ワキガ体質かを見極める方法の一つが、「耳垢が湿っているか」です。外耳道ではアポクリン腺が汗を分泌しています。耳垢が湿っていれば、アポクリン腺から分泌される汗の量が多いと推測され、ワキガ体質の可能性があると考えられます。

また、衣服や下着のわき部分が黄ばみやすいこともワキガ体質を判断する目安となります。アポクリン腺から出る汗に含まれる鉄分などの色素がついてしまうからです。さらに、ワキガ体質の人は一般的にわき毛が多いことが知られています。アポクリン腺は必ず毛穴とつながっているため、わき毛が多ければアポクリン腺の数も多いことになります。

ワキガ体質を変えることは難しいですが、ニオイを抑えることは可能です。汗をかいたらすぐに拭き取る、肌着やシャツをこまめに着替える、毎日入浴またはシャワーを浴びる、制汗・デオドラント剤を使用するなど、試してみましょう。わき毛は皮膚常在菌のすみかになるので、わき毛の手入れも大切です。

さらに、動物性脂肪はアポクリン腺や皮脂腺の働きを活発にするといわれています。肉類や揚げ物など、動物性脂肪が多い食事に偏り過ぎないようにしましょう。

なお、ニオイの程度が強いワキガ(腋臭(えきしゅう)症)などの場合はアポクリン腺や皮脂腺、毛根などを手術で取り除く方法もあります。

口臭予防は歯磨きだけじゃなく、会話も大事!

ある程度の口臭は誰にでもあるものですが、口の中に何らかのトラブルがあると、ニオイが強くなります。口臭の原因の一つが「舌苔(ぜったい)」の増加です。
舌苔は舌に付着している汚れで、食べかすや剥がれた粘膜、白血球などの血球成分などからできています。通常、舌苔は食べたり話したりして口を動かすことによって剥がれ落ちますが、食べる量や噛む回数、話す頻度などが減り、口を動かす回数が少なくなると増えていきます。舌苔は口腔内細菌により分解されると、口臭物質の揮発性硫黄化合物を発生させます。

唾液腺マッサージの例また、歯周病やむし歯、口腔内細菌の塊である「歯垢(プラーク)」も口臭の原因となります。

口臭を予防するには、口の中を清潔にすることが基本です。1日1回程度、舌ブラシでやさしく舌苔を取り除く、毎日歯磨きを丁寧に行うなどを実践しましょう。半年に1回程度歯科を受診し、歯垢除去などのプロフェッショナルケアを受けることもお勧めします。

また、唾液は口腔内細菌を殺菌したり洗い流したりする働きをするため、唾液腺を刺激したり、口を大きく動かしたり、よく噛んだりして、唾液を増やすことも口臭予防に有効です。

ビタミンC・Eで、加齢臭を予防!

40歳を過ぎると、若いときにはない特有のニオイが出ることが明らかになっています。このニオイの主な原因は「ノネナール」という物質です。中高年の皮脂には、若い世代にはほとんどない「9-ヘキサデセン酸」という脂肪酸が増加します。また、加齢とともに「過酸化脂質」という酸化物質も増えます。この2つの物質が混ざり合うことにより発生するのがノネナールです。

また、加齢により新陳代謝が低下し、汗や古くなった頭皮・皮膚などの老廃物がとどまりやすくなり、これらから出るニオイも加齢臭の一種とされています。タバコやアルコールのニオイや口臭、さらには活性酸素を大量に発生させるストレスも加齢臭を促進させます。

加齢臭を防ぐポイントは皮脂腺が多い部位を常に清潔に保つことです。頭皮、顔のTゾーン、耳の後ろから首筋、胸部、わきの下、背中などをやさしく丁寧に洗いましょう。

また、ビタミンC(赤・黄ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、ゴーヤなど)や、ビタミンE(アーモンド、大根の葉、西洋かぼちゃ、うなぎなど)のような抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂り、ストレスをためないことも大切です。

一人で悩まないで専門医に相談

清潔志向の高まりとともに、現代人はニオイに敏感になっているといわれています。体臭は誰にでもあるものなので過剰に気にする必要はありません。なかには、実際にはそれほど臭わないのに、「自分はニオイがひどい」と思い込み、悩んでいるケースもあります。
ニオイが気になり生活に支障をきたすようなときは皮膚科や歯科を受診するとよいでしょう。

また、実際には臭わないのに体臭・口臭が気になるケースを自臭症(自己臭恐怖症)といい、心療内科や精神科などでカウンセリングを中心とした治療が行われることもあります。
いずれにせよ、ニオイが気になる場合は一人で悩まず、専門医に相談してみましょう。


協力:オーエムツー(荻 和子)

(2017年9月 作成)