先進医療の例:重粒子線治療

重粒子線治療は、がん細胞に狙いを絞って照射する最先端の放射線治療法です。

従来の放射線治療と異なり、体の表面では放射線量が弱く、がん病巣において放射線量がピークとなるため、がん細胞をピンポイントで狙いうちすることができ、なおかつ正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

先進医療は全額自己負担

高度な先進医療の登場により、がん治療の幅が広がりました。

一方で、健康保険制度が適用されない先進医療は全額自己負担です。

治療費だけでなく交通費や宿泊費もかかる

先進医療は受けられる医療機関が限られています。場合によっては、遠方の医療機関を受診するために、交通費や宿泊費等を負担する必要があります。

がん先進医療一時金は、こうした場合の交通費などに充当していただくことができます。

  • 先進医療とは、厚生労働大臣が認める医療技術で、医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状等)および実施する医療機関が限定されています。また、厚生労働大臣が認める医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直されます。