保険契約が成立すると交付される保険証券。保険証券では契約内容を確認することができますが、そもそも、なぜ保険証券が必要なのでしょうか?紛失してしまったら契約した保険はどうなるのでしょうか?
今回は、契約者と保険会社との保険契約の証しとして交付される保険証券について解説します。
保険証券は保険会社が契約者の申し込んだ保険内容を承諾し、保険契約が成立した証しとして交付される書面です。契約成立後に、保険会社から保険契約者宛に送付されます。保険証券には、以下のような契約内容が記載されています。
保険証券では契約している保険の内容を確認することができます。契約後、時間の経過とともに契約した内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。また、保険内容の見直しを検討したいこともあるでしょう。そのような時に、今、加入している内容を保険証券で確認することができます。
ただし、保険証券を確認しても内容が分かりづらいことがあるかもしれません。そのような時は保険会社に電話等で問い合わせをして直接聞いてみるとよいでしょう。問い合わせの際、保険会社からは証券番号を聞かれますので、保険証券を手元に用意して、記載されている証券番号を伝えられるように準備しておきましょう。
契約後、受取人の変更や保険の見直しをする際にも同様です。問い合わせ時に保険証券を手元に準備しておくことで手続きもスムーズに進みます。
最近は損害保険を中心に、保険証券を受け取らないことを選択できる保険証券のペーパーレス化が進んでいます。契約内容は各社のホームページから確認できるようになっています。
各社とも、ペーパーレス化を選択するメリットとして保険料の割引サービスを提供しています。しかし、自動車保険を使うような事態が起こった場合、たいていは急を要することが多いでしょう。そのため、冷静にインターネットで証券番号を調べ、保険会社へ連絡するという行動は難しいこともあるかもしれません。
契約時には保険証券ではなく「保険契約引受のお知らせ」等の証券番号、契約内容が記載された書面が送られてきます。また、ホームページから契約内容の印刷もできます。突発的なトラブル時の備えのためにも、紙ベースで保険会社への問い合わせ先、証券番号はすぐに取り出せるようにしておくとよいでしょう。
皆さんは契約した保険の内容をきちんと把握していますか?保障内容や、いつまで、いくら保険料を払わなければいけないのかということを理解しておくことは家計管理にとって、とても重要なことです。
保険証券は文字が多く、難しく感じることもあるかもしれませんが、しっかり読んで確認しておきましょう。
保険証券をチェックする際は、以下の5つのポイントを確認すると、自分に合った契約内容であるかの判断材料になります。
保険証券は保険契約の証しとして交付される書面ですが、紛失してしまったとしても保険契約が消滅してしまうことはありませんのでご安心ください。
しかし、名義等の契約内容の変更、給付金請求、解約時等、加入している保険の手続きの際は保険証券が必要となることもあり、保険証券があれば手続きはスムーズに進みます。
保険証券の再発行手続きは「契約者本人」から保険会社に申し出を行い、手続きに必要な書類を取り寄せます。通常、再発行手続きの申し出時に証券番号を聞かれます。証券番号が分からない場合には、定期的に保険会社から送られてくる「契約内容のお知らせ」等の書面にも記載されていますので確認しておくとよいでしょう。
アフラックではインターネットもしくはお電話にて、保険証券の再発行が可能です。お手続き方法はこちら
アフラックでは、現在の契約内容をインターネットで確認できます。以下のページをチェックしてみてください。
(2018年3月作成)