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ファイナンシャルプランナーが教える、わかる!「おかねのはなし」 第1位読者投票 マネーコラム

今だからこそ知っておきたい「電子マネー」

小銭なしでピピッと支払いができる「電子マネー」。ポイントも付いて手軽で便利なので、気がつけばとても身近な存在になっていたという人も多いのではないでしょうか。
総務省の調査によると、電子マネーを持ったり実際に使った世帯の割合は、ここ5年で約2倍に増加しています(図表1)。

(図表1)電子マネーの保有状況の推移(総世帯)

また、交通系電子マネー(Suicaなど)、イオンの「WAON」、セブン&アイの「nanaco」、楽天の「楽天Edy」といった電子マネーの4強に加え、2015年6月30日からは買い物でポイント(Tポイント)が付く「Tカード」もファミリーマートを足掛かりに電子マネー業界に参入しました。各社がしのぎを削る中、私たち利用者側も上手な活用を目指したいところです。
今回は、より身近になった「電子マネー」の活用法と留意点について取り上げます。

竹下 さくら さん CFP®/一級ファイナンシャル・プランニング技能士
コラムINDEX

スーパーマーケットでの利用増加が顕著

交通系ICカードの現状

電子マネーのお得な活用法とは?

高額なチャージは慎重に

スーパーマーケットでの利用増加が顕著

「電子マネー」とは、現金の代わりに、あらかじめチャージしたカードやスマートフォンなどで支払いをすることができる電子のお金のことです。財布の小銭やお札を数える手間なしにカードやスマートフォンなどを、読み取り機械にかざせば、時間をかけずに一瞬で支払いができる点がとても便利です。
また、クレジットカードと異なり、サインをする必要もない手軽さが受けて、日々の生活の様々なシーンで幅広く利用されてきています。
特に近年増加しているのは、スーパーマーケットでの利用です(図表2)。
イオンやイトーヨーカドー、ダイエー、西友・リヴィン、アピタ・ユニーなどの大手スーパーマーケットで導入が進んでおり、今後もますます普及していくものと考えられます。

(図表2)電子マネーの利用回数が最も多かった場所の割合(総世帯)

そして、電子マネー選びで注目したいのはポイントの付与率です。100円ごとに1ポイント(付与率1%)あるいは200円ごとに1ポイント(付与率0.5%)の電子マネーが主流ですが、スーパーマーケットなどでは通常より多くポイントが付く日や店舗、商品があるものも。毎日のように使うお店の電子マネーを中心に、メインで使う電子マネーの絞り込みがおすすめです。

交通系ICカードの現状

ただ、何といっても電子マネーが多く利用されているのは交通機関で、半数近い世帯が交通機関での利用を挙げています(図表2)。現在、JR系をはじめ、様々な地域の鉄道・バス等で、ICカードの電子マネーが採用されています。
最近の動きとして特に注目しておきたい展開は、2013年から全国の交通系ICカードの相互利用サービスが始まったことです。たとえば、首都圏のSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)を、manaca(マナカ)[名古屋地区私鉄各社局]や、nimoca(ニモカ)[西日本鉄道ほか]、はやかけん[福岡市交通局]などの代わりに利用することができるので、旅行や出張時における交通機関の乗車運賃の支払いがとても便利になりました。

相互利用サービスが使える交通系ICカードの例

ただし、活用にあたっては、まだ完全には相互利用できる水準ではない点に留意が必要です。
JR系列同士であれば、基本的なシステムが同じなので、運賃だけでなく買い物でも相互利用が可能です。しかし、その他の鉄道会社は、JR系列からのみ乗り入れ可能であったり、運賃の支払いのみ可能で買い物はできないなど、個々に違いがある状況です。
また、JR系列同士であっても、エリアによってはオートチャージ(電子マネーの残高が少なくなったときに、所定の金額を自動的にクレジットカードなどから入金する機能)が使えなかったり、エリアをまたいで乗車した場合はいったん精算が必要になることも。旅行や出張、転勤の予定がある場合は、その土地のご当地ICカードについて事前に調べておくと安心です。

電子マネーのお得な活用法とは?

では、ここで、電子マネーのお得な活用法を1つ紹介しましょう。王道は、ポイントの“二重取り”です。電子マネーを利用するには事前に入金する必要がありますが、現金ではなくクレジットカードから入金することで、2種類のポイントを獲得することができるのです。
たとえば、交通系ICカードにオートチャージ機能を付けると、残高が足りなくなった段階でクレジットカードから交通系ICカードに自動的に所定の金額がチャージされ、その額についてクレジットカードにポイントが付きます。
加えて、チャージされた交通系ICカードで運賃や買い物の代金を支払った段階で、電子マネーにポイントが付きます。つまり、同じ金額を現金で入金するより、クレジットカードのポイント分だけ得するしくみです。
なお、二重取りができるクレジットカードやポイント数は電子マネーによって異なりますので、事前の確認が大切です。たとえば、Suica(スイカ)は、系列のviewカード(ビューカード)が発行するクレジットカードから入金すると、1000円ごとに6ポイント(15円相当)が付きます。これが、他のクレジットカードからの入金では1000円につき2ポイント(5円相当)なので、viewカードを利用した方が断然有利です。
同様に、ポイント三重取り・四重取りができる使い方の裏ワザなどもありますので、興味がある方は電子マネー関連の雑誌やネットの記事などを探求してみてもよいでしょう。

高額なチャージは慎重に

電子マネーを持つことの最大のリスクを挙げるとすれば、それは、紛失・盗難リスクです。電子マネーは、クレジットカードのようにサインやパスワードを求められることなく、現金と同じように持ち主によらずすぐに使うことができます。そのため、紛失に気づいてから急いで利用停止の手続きをしても間に合わず、電子マネーを使われてしまう危険性があります。
「よく使うし便利だから」と高額なチャージをした電子マネーを無くした場合の痛手を考えて、ほどほどの額での利用がおすすめです。

最後に、ファイナンシャル・プランナーとしてこれまで家計の見直し相談を受けた中で思ったことをお伝えします。それは、電子マネーの利用が増えると家計のムダを生じやすいという事実です。
特に注意が必要なのは、オートチャージ機能付きの電子マネーでジュースや菓子類などを買う習慣のある人です。オートチャージ機能は便利ではありますが、お金が不足しない状態が常に維持されるため、「今は現金がないから買わないでおこう」といった金銭管理感覚を見失いやすくなります。
その上、電子マネーによる買い物は、クレジットカード利用時ほど大きな買い物ではないことが多く、駅の自販機などレシートが出ないものもあるため、記憶に残りにくく使途不明金の温床になりやすいのです。
「貯蓄に回せるお金が最近減った気がする」という人は、もしかしたら、原因はオートチャージ機能付きの電子マネーにあるかもしれません。心当たりがある場合は、使途を制限したり、敢えて使わないといった工夫をすることが、将来に向けた家計改善をする上でとても大事です。

うまく使えば、便利でお得な電子マネー。賢く使いたいものですね。

(2015年9月 作成)