アフラックを知る

日本経済新聞社主催「超高齢化社会の課題を解決するための国際会議」において代表取締役社長の古出眞敏が講演を行いました

イベント
代表取締役社長 古出眞敏

2019年10月15日(火)、日本経済新聞社主催「超高齢化社会の課題を解決するための国際会議 Nikkei Super Active Aging Society Conference」において、アフラック代表取締役社長の古出が『人生100年時代の「生きる」を創る。』と題した講演を行いました。
「生きる」を創るリーディングカンパニーとして、人生100年時代においても、「お客様一人ひとりが自分らしく充実した人生を創ることができる社会の実現に貢献したい」という当社の想いを具体的な取り組みとともにお伝えしています。

1.アフラックについて

「生きる」を創る。
これは、私どもアフラックのブランドプロミス、すなわち、お客様にお約束していることです。
人生100年時代においても、お客様一人ひとりが自分らしく充実した人生を創ることができる社会の実現に貢献したい。そのために私たちは、大きく2つの社会課題に取り組んでいきたいと考えています。

2.アフラックが取り組む社会課題

がんと生きる期間の長期化

医療技術は大きく進歩しています。
がんの早期発見・早期治療により、生存率は向上(*1)。
その結果として、がんを経験してきた人、「がんと生きる人」が増えています。
がんは、治療後の後遺症や合併症、再発リスクを伴います。その病と向き合う期間は、一生涯続くといっても過言ではありません。
そんな中、今、がんに罹患する人の3割が15~65歳の就労世代となっています(*2)。今後、“治療と仕事の両立”という問題を抱える人は、ますます増えていくでしょう。
そうした皆さんが、経済的な負担を気にすることなく、自分で納得した治療を選択できる。
そして、自分らしく生きることができる。私たちは、そのためのお手伝いをしたいと考えています。

出典
  1. *1国立がん研究センターがん情報サービス がん登録・統計 年次推移
  2. *2国立がん研究センターがん情報サービス がん登録・統計 最新がん統計

長生きリスクに備えるニーズの多様化

厚生労働省は100歳以上の高齢者数が7万人を超えたと発表しました。
長い人生を最期まで「健康に」「豊かに」暮らしていくためには何が必要でしょうか。
健康増進や病気の予防・早期発見、とても大切です。寿命に合わせた老後の資産形成、介護・認知症についても、改めて考えなければいけません。
そして、長く働く時代、病気やけがで「働けなくなるリスク」にも備える必要があります。
このように、長生きリスクに備えるニーズは実に多様化しています。私たちはこのようなニーズに、トータルでおこたえしていきたいと思っています。

3.社会課題の解決に向けた取り組み

このような社会課題をアフラックはどのように解決しようとしているのか。2つの方向を考えています。

コアビジネスの強化

がん保険のパイオニアとしての使命

2018年4月に<生きるためのがん保険Days1>を発売しました。これは、まさに「がんと長く生きる」時代に備えた保険です。
今後はさらに、がんのリスクが増す高齢者が、経済的な負担を理由に治療をあきらめることのないように、そして、治療に伴う出費により、資産を減少させることのないように。
世界に誇れる日本の公的医療保険制度を補完する役割を追求して参ります。

お客様のライフステージに応じた最適な保障の提供

これまでは「手厚い死亡保障」から保険を考えることが一般的でした。しかし、これからは、長生き時代の「生きるリスク」に備えなくてはいけません。
「アフラック式」を通じて、お客様の長い人生に寄り添えるよう、がん保険、医療保険を継続的に強化していきます。さらに、「就労所得保障」、「介護・認知症保障」、そして、ますます高まるお客様の「資産形成ニーズに応える商品」の検討も行います。このように、保障領域の充実を図ることで、「長生きリスクに備えるニーズの多様化」という課題を解決していきます。

へルスケア領域におけるイノベーション創出

がん・傷病 就労支援プログラム

アフラックでは、がんや病気と向き合う方々に対し、保険による経済的支援以外にも、様々な取り組みを行っています。そのひとつが、「がん・傷病 就労支援プログラム」です。現在はアフラック社内で行っているものですが、がん就労支援に取り組む多くの会社のモデルになれば、と考えています。

キャンサーエコシステムの構築

キャンサーエコシステム

アフラックの支援の形は、今後さらに広がります。
中でもがんについては、がんの予防や早期発見のための、新たな検査・診断技術の提供から、がん経験者支援に至るまで、がんにまつわる総合的な支援を行う「キャンサーエコシステム」を創っていきます。
「予防」「早期介入」「治療最適化」「がんと生きる」この4つの領域で、様々な主体が知恵と技術を出し合う。アフラックは、先導役となって、スタートアップやアカデミア、業界を超えた企業・団体などと共に創っていきます。

ヘルスケア領域全般でのエンゲージメント

さらに、がんの領域を飛び越え、ヘルスケア領域全般にも積極的に取り組んでいきます。
2018年8月、私たちは「アフラック・イノベーション・ラボ」を開設しました。
さらに、2019年2月には、アフラックの親会社「アフラック・インコーポレーテッド」が、「アフラック・イノベーション・パートナーズ合同会社」を設立しました。
この連携により、今後は、がんにとどまらず、健康増進によって生活習慣病などを予防し、最先端の技術によって、病気を早期に発見できる環境づくりに取り組みます。

4.おわりに

写真の男の子。名前を栄島四郎君といいます。
彼は4歳で小児がんにかかりました。幸い、治療を終えて、いま彼は小学6年生です。
私は、四郎君から一通の手紙をもらいました。手紙にはこう書いてありました。
「アフラックが、小児がんの子供たちのために、アヒル型ロボットをアメリカで開発したと、ニュースで知りました。是非、僕と同じように治療をがんばっている子たちに届けてほしいです。」
私たちは、四郎君の手紙をきっかけに今年からこのアヒル型ロボット「My Special Aflac Duck」を、日本の小児がんの子供たちにも届ける活動をはじめました。2019年は約300体を届ける計画です。
四郎君との出会いは、私にアフラックには、まだまだやるべきことがたくさんあることを、気づかせてくれました。

人生100年時代の「生きる」を創る。
それは、こうした四郎君のような子供たちを含めて、私たちが、元気に、そして、自分らしく生きていける社会を実現していくことです。
「がんに苦しむ人々を経済的苦難から救いたい」という創業の想いをそのままに、お客さまの『「生きる」を創るリーディングカンパニー』として、人生100年という未曽有の時代の課題解決に貢献していきたい。それが、私の願いであり、使命であると強く思っています。