Agile@Aflac
Agile@Aflacとは
アジャイルはもともと、ソフトウエア開発の手法として生まれました。ゴールが不明確かつ不安定な環境下であっても、開発を成功に導くために生まれたこの手法の基本原理は、お客様のニーズを満たす最小単位の価値を高頻度に提供し、お客様の声をもとに柔軟かつ機動的に改善を繰り返していくところにあります。
当社は、環境変化の激しい時代においても新たな価値を創造し続けられるように、アジャイルの基本原理をもとに「5つの原則」を定め、この原則に基づく働き方をアジャイル型の働き方として全社へ浸透させています。アジャイル型の働き方の全社浸透を通じて、「4つの目的」の実現を目指す取り組みを「Agile@Aflac」と呼んでいます。
4つの目的・5つの原則
「Agile@Aflac」では「4つの目的」の実現を目指しています。
この「4つの目的」を実現するために、アジャイル型の働き方(「5つの原則」に基づく働き方)を全社へ浸透させています。
Agile@Aflacのさらなる推進
当社が、中期経営戦略の柱の1つとして掲げている「ステークホルダーへ新たな価値を提供するデジタルトランスフォーメーションとアジャイル戦略」では、アジャイル型の働き方を企業文化として全社に浸透させることや機動性の高いアジャイル型の組織を継続的に拡大・進化させていくこととしています。
アジャイル型の働き方の企業文化醸成
Agile@Aflacの推進専門組織であるアジャイル推進室は、アジャイル型の働き方に対する全役職員の理解・共感の促進と行動変容に向けて、社内ポータルサイトを通じた情報発信をはじめとする、さまざまな意識啓発を行っています。
また、アジャイル型の働き方を正しく実践するためのトレーニングを社内開発し、これまでに延べ6,162人へトレーニングを実施してきました。これらの取り組みによって、全役職員がアジャイル型の働き方を実践することが可能となり、Agile@Aflacにおける「4つの目的」が実現していきます。
アジャイルモデルの活用
当社は、アジャイル型の働き方を意識せずとも実践できる状態を目指していくために、当社独自のアジャイルモデルを定義しています。アジャイルモデルは、組織やチーム内における活動実態の視認性を高めるとともに、メンバー同士のコミュニケーションを円滑にするための手法です。この手法を活用するからこそ、アジャイル型の働き方が徹底され、「4つの目的」の実現度が高まっていきます。
トライブ・スクワッドモデル
代表的なアジャイルモデルである「トライブ・スクワッドモデル」では、従来の機能別組織にとらわれることなく、専門知識を有する社員が機能横断で集まり、正式な組織として規定されたワンチーム(トライブ)で協働します。また、リーダーであるトライブリードやプロダクトオーナーには、業務執行や予算執行に係る権限が大胆に委譲されており、これまで以上に機動的な業務運営を実現しています。
アジャイルライトモデル
トライブ・スクワッドモデルと同様に、専門知識を有する社員が機能横断で集まり、ワンチームで協働しますが、トライブ・スクワッドモデルのように正式な組織としての活動やリーダーに対する権限委譲は行わず、既存組織や権限の枠組みの中で短期的な課題解決をする際に有効なモデルとして位置付けています。
これらのモデルを適用するチームにはアジャイル推進室員が「アジャイルコーチ」として伴走し、手法を通じたアジャイル型の働き方の徹底を促すだけでなく、チームの創出価値を最大化するための支援を行います。
今後の展望
上記以外にも、当社内の多様な業務領域に適用可能なアジャイルモデルの定義と展開を進めることで、アジャイル型の働き方を全社に浸透させています。
今後も、DXをはじめとする多様な取り組みにおいて、エンド・ツー・エンドでお客様をはじめとするさまざまなステークホルダーへの価値提供に取り組んでいきます。
Agile@Aflacの取り組み成果
チームによる成果
アジャイルモデルのもとに、これまで164チームが組成され、延べ1,208人の社員がアジャイル型の働き方の実践を通じてさまざまな価値を創出しています。
その他にも、さまざまなステークホルダーが連携・協業するキャンサーエコシステムの構築やご契約者様専用サイトの継続的な改修によるユーザビリティの向上、当社のネクストビジョンの策定、感動的なユーザー体験の創出に向けたオペレーション業務の抜本的再構築など、多様なテーマにおいて、これまで以上に機動的な価値創出を実現しています。
人財エンゲージメント
行動変容に向けた意識啓発の結果、全役職員の90%以上が、アジャイル型の働き方について理解・共感しています。また、アジャイル型の働き方の実践は、トライブ・スクワッドモデルのもとに働くチームメンバーに働きがいや成長実感をもたらしていることも分かりました。