中期経営戦略

新たな価値創造への挑戦 ~中期経営戦略(2020〜2022年)が目指すもの~

当社は、2024年に迎える創業50周年に向けて策定した「Aflac VISION2024」において、「生きるための保険」のリーディングカンパニーから「生きる」を創るリーディングカンパニーへの飛躍を掲げ、企業価値のさらなる向上とともに持続的な成長を目指しています。
そのためには、これまで培ってきたがん保険や医療保険などのコアビジネスの領域における新たな価値の創造に加えて、新たな保障領域及び保険以外の新たなビジネス領域の開拓にもチャレンジしていく必要があると考えています。
そこで、2020年~2022年を「生きる」を創るリーディングカンパニーへの飛躍に向けて経営基盤を強化する重要な期間と位置付け、2020年2月に「アフラック 中期経営戦略(2020~2022年)」を策定・公表しました。

「アフラック 中期経営戦略(2020~2022年)」の概要

Aflac VISION2024

4つの戦略

今回策定した中期経営戦略では、「新たなガバナンス態勢のもとでの機動的な業務運営の強化」「人財マネジメントに関する抜本的制度改革」「成長のためのイニシアチブ」「強固な財務基盤の維持と成長投資」という4つの柱を掲げています。そして、前者の2つの戦略を土台として、後者の2つの戦略を実行していく、すなわち、当社が企業経営において大切にするガバナンス、内部統制、人財を基盤として、デジタルイノベーションを積極的に活用しながら、さまざまな戦略を実行していくことで、さらなる共有価値の創造ならびに持続的な成長を実現していくことを目指しています。

当社がこれから直面する変化の激しい経営環境においても持続的な成長と企業価値の向上を実現するために、今回の中期経営戦略の策定を通して、創業以来、脈々と受け継ぐコアバリューに基づくCSV経営の実践とともに、「Aflac VISION2024」という目指すべき明確なビジョンのもとで取り組むべき経営の方向性を明確にしました。

デジタルイノベーションの活用

4つの戦略の実行にあたっては、デジタルテクノロジーやデータサイエンスを積極的に活用していきます。当社は、近年のデジタルテクノロジーの進化に伴って、各部門がさまざまなプロジェクトを主体的に立ち上げ、お客様ニーズや競合環境などの変化に積極的に対応しています。特にディスラプティブイノベーションと言われる大きな変化のなかでは、デジタルテクノロジーを最大限に活用し、さまざまなデータに基づく真にお客様視点に立った価値の創造に取り組み、常にお客様の期待を上回る体験価値を生み出せるように企業自ら変革していかなければならないと考えています。

当社は、中期経営戦略に基づき、引き続きデジタルイノベーションの活用によりお客様体験価値(カスタマーエクスペリエンス:CX)の最大化に取り組んでいきます。

当社を取り巻く経営環境の変化

当社を取り巻く経営環境においては、将来の不確実性や予測困難性が高まるなか、政府では持続的な経済成長を目指してSociety5.0の実現、全世代型社会保障改革等の成長戦略に取り組んでおり、それに伴って金融庁も各金融機関の創意工夫を促進することで、持続的な成長を可能とするビジネスモデルの構築やイノベーションの創出を促しています。また、機能別・横断的な法制を実現し、新規参入やさまざまなサービス間の競争を通じたイノベーション・金融サービスの質をめぐる競争を促進しようとしています。

社会構造に目を向けると、人生100年時代において、少子高齢化による生産年齢人口の減少と高齢化・長寿化は継続する見通しであることから、社会保障費の負担への対応として、医療費財政の改善への取り組みも求められます。そのような環境下においては、今後ますます健康寿命の延伸や生産年齢人口を拡大するために生涯現役に向けた就労機会の確保、雇用環境変化への対応や働き方の見直しが必要となってきます。

がんや医療の領域においては、遺伝子医学の進展等を背景に、予防・診断・治療から、先制医療・臓器再建・機能再現まで領域を拡大しつつあり、治療の個別化が進んでいます。さらには、就労機会の確保が進むことにより、現役世代のがん罹患増による治療と就労の両立という問題がでてきています。

また、グローバルな環境変化にも目を向けると、デジタルイノベーションを背景に新たな競合先として既存業界にディスラプションを起こしているBig Techプレイヤーが保険業界に対しても影響を及ぼす可能性も想定されます。ビックデータの利活用によってサービスのパーソナライズ化が促進され、データ自体が財としての価値を持つようになるとともにその価値はますます高まっていくと考えられます。

そして、今年初め突如として世界に蔓延した新型コロナウイルス感染症によって、世界中の国々が大きな経済的打撃を受ける一方、IT技術の活用が一気に進み、これまでの生活様式や文化、さらには経済活動そのものに大きな変化が見られるようになりました。今後、こうした変化はさらに加速していき、新たな日常、いわゆるニューノーマル(新常態)を出現させ、さまざまな企業がこれまで以上のスピードで、より大きな変革を求められる時代になると考えられます。