調布市におけるスマートシティの取り組み

調布市と「包括的パートナーシップ協定」を締結

古出眞敏
調布市と「包括的パートナーシップ協定」に調印

当社は、1994年に東京都調布市に初の自社ビルを建設して以降、長きにわたり調布市との協力関係を築いてきました。
2019年8月には、調布の街の持続的な発展と社会的課題の解決に向けて、調布市とともに、それぞれが保有する特性・資源・ノウハウ等を活かしながら、多様な分野において連携・協力することを目的として「包括的パートナーシップ協定」を締結し、両者の連携関係のステージを一段高めました。現在では、調布市におけるスマートシティの実現に向けた活動をはじめとして、具体的な連携・協力について随時検討・実施しています。

「包括的パートナーシップ協定」における連携・協力事項

  1. 1街づくりの推進・地域の活性化に関すること
  2. 2産業振興・市民雇用の創出に関すること
  3. 3暮らしの安全・安心の確保及び地域防災力の向上に関すること
  4. 4市民・地域就労者の健康の維持・増進に関すること
  5. 5高齢者支援、障害者支援、子ども・子育て支援に関すること
  6. 6生涯学習及び文化・スポーツ活動の振興に関すること
  7. 7国際交流・多文化共生の推進に関すること
  8. 8働き方改革及び人材確保・育成におけるダイバーシティ推進に関すること
  9. 9SDGsの考え方の普及と取組の推進に関すること
  10. 10その他、両者の協議により合意した事項

調布市におけるスマートシティの実現に向けた活動

古出眞敏 木島葉子
調布スマートシティ協議会設立総会
調布SCC CHOFU SMART CITY COUNCIL

当社は、大学や企業、団体など多様な関係者と対話を重ね、調布市の社会的課題について検討してきました。
この課題の解決に向けた取り組みを一層加速し、調布市におけるスマートシティを実現するため、2021年6月に「調布スマートシティ協議会」が調布市、国立大学法人電気通信大学、特定非営利活動法人調布市地域情報化コンソーシアム、当社の4者で設立されました。その後、協議会の活動に賛同した調布市と関連が深い企業・団体が入会し、調布スマートシティ協議会は、計10団体で活動を行っています(2025年7月1日時点)。
調布スマートシティ協議会では、産学官民連携のもと、共有価値を創造し、社会的課題の解決と経済的価値の創出を両立する「共有価値創造型スマートシティ」をコンセプトとしています。当社は、当社独自の資源・専門性を活用し、ヘルスケア領域の活動を進めるとともに、データ利活用領域における取り組みの検討を進めています。

調布スマートシティ協議会の目指す姿
市民周知 市民からのアクション 共有価値創造型スマートシティ 共有価値を創造し課題解決を図る サステナブルな産学官民エコシステム 人間力を伸ばす地域教育システム 歴史・風土・文化の尊重 豊かな自然環境の保全 想定外の災害に対応した防災システム 安心、安全、快適、文化的な都市環境 市民本位の医療、福祉サービス提供 先進エネルギーシステムによるCO2削減 豊かなコミュニケーションによる多様性・社会の実現 伝統産業と新産業の連携(伝統と革新の融合) 安心、安全な街・調布 Safe 文化、教育な街・調布 Cultural 創造、技術な街・調布 Creative 横断領域 デジタルインフラとオープンデータの利活用

調布市におけるスマートシティの実現に関連する取り組み

「調布市がん相談サポート」のチラシ
「調布市がん相談サポート」のチラシ

2024年8月31日から「調布市がん相談サポート*」が調布市において開始されました。
これは、がんに罹患した調布市民やそのご家族の精神的・経済的不安の軽減に貢献するべく、2023年10月から2024年3月の間、当社と調布市が連携・協力のうえ試行的に実施した結果を踏まえ、調布市の事業として開始されたものです。

  • がんに罹患した調布市民やそのご家族が抱える悩みに寄り添い、相談者のニーズに応じて、がんに関する情報提供や行政・民間企業によるサービスの案内などを行う相談窓口(当社子会社のHatch Healthcare株式会社が業務を受託しています)