周囲の人が「生命保険」に入ったという話を聞くと、自分も入るべきか迷うことがあるのではないでしょうか。結婚したり、子どもが生まれたりといったライフイベントごとに「生命保険」を検討するタイミングがあります。
自分のライフスタイルに合った「生命保険」が選択できるように、おすすめの選び方をご紹介します。
生命保険は大きく分けて「かけ捨て型」「積立型」の2つあります。
基本的に解約払戻金や満期保険金がないタイプの保険です。その分保険料が安く設定されています。
解約払戻金や満期保険金が受けられるタイプの保険です。「積立型」は「貯蓄型」とも呼ばれ、保険料は「かけ捨て型」よりも高めですが、払込期間が満了するまで途中解約をしなければ、支払った保険料以上の払戻金を受け取ることができるケースが多いです。
死亡保険や医療保険、がん保険の場合、「かけ捨て型」と「積立型」はどちらを選べばよいのか、具体的にみていきましょう。
死亡保険は、被保険者が万が一亡くなった際に、保険金受取人に保険金が支払われる保険です。
独身の場合は、保険期間が10年などで比較的安価な保険料である「かけ捨て型」の定期保険から始めるとよいでしょう。
一方、結婚・出産などで家族が増えた場合は、万が一の保障と将来のことを兼ね備えた「積立型」の終身保険を検討するとよいでしょう。
死亡保険は、自分のライフステージや万が一があったときに遺される家族のことを考えて検討するとよいでしょう。
医療保険は、病気やケガなどで入院、通院、手術等で治療を受けた際、がん保険はがんの治療を目的とした入院、通院、手術を受けた際に保障が受けられる保険です。
医療保険やがん保険は、「かけ捨て型」「積立型」に注視するのではなく、必要な時に必要な保障が受けられるように選ぶことが大切です。
生命保険の加入率を年代別にみてみると、次の結果が出ています。
18歳~19歳:30.3%
20歳代:55.7%
30歳代:82.5%
40歳代:87.5%
50歳代:88.0%
60歳代:82.7%
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度
20代で半数の人が生命保険に加入しており、30代になると約8割以上の人が生命保険に加入しています。ライフステージ別では、未婚の人が約6割加入、既婚の人が約8~9割加入しているという調査結果が出ていますので、結婚、出産を経て生命保険に加入する人が増えると考えることができます。
「かけ捨て型」と「積立型」を比較した際に、「かけ捨て型は保険料が戻ってこないため、積立型と比べて損」というイメージを持つ方もいらっしゃいます。しかし、一概にそうとは言い切れません。
その大きな理由の一つが、「かけ捨て型」は保険料を削減できるということです。特に若いうちの収入が安定していない頃や、結婚、出産など出費がかさむライフイベントが続く場合には、「かけ捨て型」の方が良い場合もあります。
生命保険を検討する際には、主に「かけ捨て型」と「積立型」の2種類を知っておくことが大切です。
生命保険選びや見直しをする時にポイントになるのが、自分の今のライフステージと将来のこと、そして収入とのバランスをみて検討することです。まずは自分自身の現状把握を行い、適切な生命保険を探しましょう。
(2017年4月作成)
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