50th Anniversary

生命保険の見直しで保険料を抑えたい。見直しのタイミング、注意点を解説

病気や事故など、万が一の際の出費に対する備えとして必要不可欠な生命保険。この生命保険は一度加入したら終わりではなく、それぞれのライフステージに応じて保障内容や毎月支払う保険料が適正かどうかを見直す必要があります。ここでは、保険を見直すべきタイミングを中心に、保険の見直しポイントを解説します。

適切な生命保険の見直しタイミング

保険に加入した当初と生活状況に変化がなければ見直す必要はないかもしれませんが、長い人生の中で状況はさまざまに変化します。その変化の内容に伴い、保険の契約内容も変える必要があります。たとえば、以下のような変化です。

【生活環境の変化】

時間の経過に伴い、家族構成、職場、収入など、自分を取り巻く生活環境も変化します。たとえば、結婚や出産により家族が増えれば、必要な保障も独身時代とは異なってきます。

【社会経済情勢の変化】

社会環境や経済状況も移り変わります。たとえば、不況や物価の下落などで金利が下がれば、保険会社の財務状況にも影響を与えることから、保険料が値上げされる可能性も考えられます。

【保険内容の変化】

保険会社は、保険に加入される方が今よりも安心して将来に備えられるように、日々新しい保険商品を開発しています。この背景の一つとして、大きな病気になった際の治療方法の多様化が挙げられます。一昔前では、がんと言えば長期入院をして治療するスタイルが一般的でしたが、医療技術が進歩した現在では、入院を必要とせず通院だけで治療するケースも珍しくなくなりました。

このような医療技術の向上に伴い、一定日数入院した場合にのみ給付金がもらえるといった日数の制限が取り外されただけではなく、通院でももらえるようになってきています。

1.生命保険を見直すべきタイミング

では、どのタイミングで保険の見直しをすれば良いのでしょうか?保険が満期を迎える更新のタイミングを想定される方も多いかもしれませんが、ライフステージが変化した時にも保険を見直すことができます。

たとえば、以下のようなライフステージの転換期に保険を見直すとよいでしょう。

  • 結婚
  • 妊娠、出産
  • 住宅購入
  • 転職
  • 起業
  • 家族の介護
  • 子どもの独立
  • 相続

また、このような人生の大きな変わり目以外でも、ニュースなどで自分にとって最適な保険商品の存在を知った時期に見直してみても良いでしょう。

生命保険の見直し方法

生命保険はどのように見直せば良いのでしょうか。ここでは、生命保険の見直し方法についてくわしく解説します。

保障内容・保険料

どの程度の保障が必要かについては、家族の人数、収入、貯蓄額などによって大きく異なります。万が一の事態が発生した場合、実際にどの程度の保障が必要か考え、最適な保障内容を決めましょう。

また、保障を受けられる条件などもチェックし、保険料に見合っているか確認する必要があります。

保険期間

必要な保険期間は、保障の内容によって異なります。たとえば、子どもを育てたり、教育したりするための費用に備える保障は、子どもが独立すれば必要なくなります。保障が必要なくなるときに保険料の支払いもしなくて済むよう、保険期間を調整することも大切です。将来的なライフスタイルの変化も考慮したうえで、保険期間を決めましょう。

被保険者・受取人

保険に加入したときから時間が経つと、保険金・給付金の最適な受取人が変わってくる可能性があります。
たとえば、死亡保険の保険金の受取人を独身のときは親にしていても、結婚後は配偶者にするのが一般的です。

<ライフステージ別>生命保険の見直しのポイント

保険を見直す際に、いくつか押さえておきたいポイントを紹介します。

保険料は年齢、契約期間、保障内容により変わり、全員が同じではありません。死亡保険、医療保険、がん保険などの保険料は、年齢が若い、保障期間が短い、保障内容がシンプルであればあるほど安くなる傾向にあります。

また、直接家計に影響する保険料と並んで、気になるのが保障です。万が一の際に、どれだけの保障が受けられるのかは、とても大切なポイントです。

契約期間を長くするなど、保障内容を充実させると必然的に保険料の負担は増えますが、さまざまなケースに備えることができます。

1.新社会人の生命保険の見直しポイント

まだ若い新社会人の方がすぐに保険加入が必要かどうかは、配偶者や子どもの有無によって違ってきます。

新社会人で貯蓄に十分な余裕があるケースは少ないはずです。万が一に備えることは大事ですが、毎月の保険料が負担になり生活が過度に圧迫される状況は避けたほうが良いでしょう。

もし終身型の保険に加入している場合、保険料が比較的割安な定期型の保険への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?保険料の負担を小さくできるのはもちろん、結婚や出産など、この先の人生の変化に応じて臨機応変に見直しができるのも、定期型のメリットです。

2.出産による生命保険の見直しポイント

出産により子どもが生まれると、扶養家族が増えます。万が一の事態に備えるため、働き手が働けなくなっても家族の生活を維持するための資金を確保する必要があります。
また、病気やケガをせず、十数年間安定した収入を得られる方は心配ないかもしれませんが、学資保険を利用して教育費を準備することになる方も多いでしょう。
子どもの教育プランによって学資の準備は変わりますが、将来、子どもの大学進学も視野に入れるなら、教育費もある程度まとまった額が必要です。

学資保険に加入する際には、保険金の受け取りを中高、大学など、進学の入学前に設定することがポイントです。

学資保険は、従来よりも早い段階で保険料の支払いを完了させる、払い済みタイプがあります。塾や習い事などに掛けるお金が比較的安く抑えられる小学校低学年までに保険料の支払いを済ませることも可能です。

3.病気を意識し始めた頃の生命保険の見直しポイント

体力の衰えを感じ始め、病気を意識し始めたタイミングで死亡保険やがん保険の見直しを考える方は珍しくないでしょう。

がん保険の見直しポイントの例として、入院期間が挙げられます。従来では当たり前だった、長期入院した場合に限り保障が適用される内容では、医療技術が進歩した現在では十分ではない場合があります。

入院せずに通院で治す、または日帰り手術を行った場合でも保障を受けられるタイプの保険も開発されているので、若い時に契約した保険をそのまま放置している方は、ぜひご自分の保険内容を見直してみてください。

4.子どもが独立した場合の生命保険の見直しポイント

子どもが独立した場合も、保険内容を見直す良い機会です。子どもがまだ小さい間は、子どもの将来を案じて死亡時の保障を第一に考える方が多くなります。ですが、子どもが社会人になり自立すれば、大きな保障のために高額な保険料を支払う必要性は薄まります。そのため、子どもの自立は死亡保障を見直して毎月の保険料を減額する良いタイミングです。

他にも、保険料は年齢を重ねるごとに高くなるので、更新型の保険に加入している方は、保険料が変動しない終身型に変更することを検討してみても良いでしょう。

5.定年退職する場合の生命保険の見直しポイント

定年退職すると、その後は収入が大きく減少します。貯蓄や退職金などがあるとしても、毎月発生する保険料はなるべく安く抑えたいところです。老後はライフスタイルも大きく変化する可能性があるため、どのような暮らしをするかイメージしたうえで必要な保障内容を考えましょう。

<ライフステージ別>生命保険を切り替える注意点

1.結婚をきっかけに見直すケース

結婚すれば家族が増えるため、リスクが発生した場合に備えてより多くの資金を確保しなければなりません。夫婦それぞれが加入している保険について、不要な保障や足りない保障がないかチェックし、必要に応じて見直しを検討する必要があります。

しかし、結婚生活は何かとお金が必要になり、特に夫婦のどちらか一方のみが働いている場合は、できる限り出費を減らしたくなるでしょう。
保険料を安くするために保障も少なくしてしまうことが、本当に最適な選択かどうかを今一度夫婦で確認しましょう。

2.妊娠や住宅購入をきっかけに見直すケース

妊娠が判明してから保険を見直すと、出産に伴う特定のリスクに対して保険金・給付金が支払われない場合があります。妊娠する前に見直すことで、妊娠・出産の身体的リスクに備えることができるでしょう。

今までの保険を解約して新しい保険に加入することを「乗り換え」と言います。乗り換えの場合、新たに健康状態の告知が必要になります。

住宅購入をきっかけに保険を見直す場合は、団体信用生命保険に加入するなら生命保険を減らすことができる可能性があります。また、住宅ローンを払えなくなった場合の保障も検討しておきましょう。夫婦で住宅ローンを借りる場合は、夫婦どちらかに何かあった場合の返済が可能であるか確認すると良いでしょう。

3.介護や起業をきっかけに見直すケース

親の介護をきっかけに保険を見直す場合は、仮に自分が要介護状態になったとしたら、どんな保障があると周りが助かるかを考えてみると、必要な保障が見えてくることもあります。

起業をきっかけに保険を見直す場合は、年金の区分も厚生年金から国民年金に変わる場合もありますし、老後に働けなくなった時の保障などを検討する必要があるでしょう。また、積み立ててきた保険の保険料支払いを停止する「払い済み」という方法もあります。

生命保険の種類に応じた見直しのチェックポイント(例)

1.死亡保険

死亡保険には、定期保険、終身保険など複数の種類があります。それぞれ保障を受けられる期間や保険金の受け取り方法に違いがあるため、自身に合っているかチェックする必要があります。

また、解約払戻金(解約返戻金)や満期保険金の金額も契約内容によってさまざまです。他の保険への切り替えを希望する場合は、解約することのデメリットはないかよく確認しましょう。

2.医療保険・がん保険

医療保険やがん保険も、加入している保険によって保障内容は大きく異なります。入院保障のみで通院保障がついていない保険もあるため、通院保障が必要な場合は注意しましょう。また、入院保障については、入院してから何日目以降に給付金が支払われるか確認しておくと安心です。

また、先進医療は公的医療保険の対象外になっているため、先進医療の保障が必要な方はチェックしましょう。

まとめ:生命保険の見直しをするなら…

  • 満期を迎える更新時だけでなく、ライフスタイルが変化した時も保険見直しのタイミング
  • ライフステージごとに見直しのポイント、注意点は異なる

いかがでしたか?保険見直しのきっかけは長い人生の中でいくつもあります。ライフステージの変化をきっかけに、保険を見直してみてはいかがでしょうか?

<現在の契約内容を確認したいなら…>

現在の契約の保障内容は、以下のインターネットの専用サイトで簡単に確認できます。
ご契約者様専用サイト「アフラック よりそうネット」にアクセス

<生命保険の見直し相談をしたいなら…>

実際に見直しの相談をしたい場合は、担当の代理店へご連絡、または以下のリンク先より相談予約ができますのでご活用ください。
保険相談ができるお店を探す

(2022年4月作成)

アフラックの商品について
詳しく知りたい
自分でじっくり検討したい

無料相談

  • 保険の基本もわかりやすく説明
  • 情報収集だけでもOK
  • 無理な勧誘はありません

ページトップ