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終身生命保険の特長やメリットとは

この先、自分に万が一のことがあった際に、遺された家族が生活に困らないよう保険に加入して準備をしておきたい。そんなときに加入を考えるのが生命保険です。しかし、保障の期間を一生涯にするべきか、それとも一定の期間にするべきか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は一生涯に渡って死亡保障が続く終身生命保険について解説します。
種類やメリット・デメリット、活用例、定期型との違いについて確認し、自分に合った保険選びに役立ててください。

終身保険とは

終身保険とは保険の分類型の一つです。一般的に保険は終身保険と定期保険に分かれます。

1.終身保険

保障が一生涯続き、死亡したときに保険金を受け取ることができます。

2.定期保険

保障期間が定められており、その期間中に死亡したときに保険金を受け取ることができます。

終身保険というと、一般的に終身生命保険(死亡保険)のことを指します。ただし、医療保険にも終身型の「終身医療保険」があり、終身保険の一つとしてとらえられることもあります。ここでは、死亡保障を受けられる終身死亡保険に限定して、特長をみていきましょう。

3.終身死亡保険の特長

終身死亡保険の保障期間は一生涯続きます。被保険者が死亡した時に保険金を受け取ることができます。保険料の支払い方は大きく分けて2つあり、一定の期間で払い終えてしまうものと、一生涯払い続けるものとがあります。

終身死亡保険の特長を理解し、実際に死亡保険を検討してみましょう。

死亡保険はこちら
被保険者に万が一のことがあったときに、遺された家族にお金(保険金)が支払われる保険です。

終身死亡保険の種類

終身死亡保険には、次のような種類があります。

1.低解約払戻金型終身保険

解約払戻金とは、保険の解約時に戻ってくるお金のことです。終身保険はかけ捨て型ではなく、解約すると契約時の年齢や保険料を払い込んだ年数などに応じた払戻金があります。保険ごとに払戻率が設定されており、支払った保険料がそのまま返ってくるわけではない点に注意しましょう。
払込が完了する前に解約をしてしまうと払戻率が低くなるのが特徴で、その分保険料が安く抑えられていることが多い保険です。

2.変額保険

支払った保険料を、生命保険会社が株式や債券などによって資産運用します。そしてその運用実績によって、死亡保険金や解約払戻金が変動する保険です。利益が出ればそれらの額が増えますが、株価の低下、為替変動によって影響を受けるため、リスクがあります。死亡保険金は運用実績に関わらず最低保証はされるものの、解約払戻金は運用実績によっては払い込んだ保険料を下回ることがあります。

3.積立利率変動型終身保険

支払った保険料の中から、将来の保険金のために備えて積み立てる「積立金」を生命保険会社が運用します。運用実績が積立利率を上回った場合、毎月、積立金に反映されます。つまり、死亡保険金もしくは解約払戻金として受け取れる額が増えるということです。変額保険と似ていますが、こちらは死亡保険金も解約払戻金も最低保証されている点で異なります。

4.外貨建て終身保険

保険料が外貨建て、例えばドル建てで運用される保険です。支払う保険料は為替によって変動します。死亡保険金や解約払戻金はドルと円どちらでも受け取ることができます。

終身死亡保険に加入するメリット・デメリット

終身死亡保険に加入するメリットとデメリットをそれぞれみていきましょう。

1.<終身死亡保険に加入するメリット>

  • 保険料が一定

終身保険は定期保険と異なり、更新時に保険料の見直しがありません。一生涯保険料が上がりません。

  • 万が一のときに確実に家族にお金を遺せる

保障が一生涯続く終身保険なら、万が一のことがあったときに確実に家族にお金を遺すことができます。

  • 解約時に解約払戻金が得られる

途中で解約しても解約払戻金を受け取ることができます。
近年、先ほどもご紹介した「低解約払戻金型終身保険」というものが注目を集めています。払込満了まで解約払戻金の額は抑えられるものの、保険料を安くできる保険です。保険料負担をできるだけ少なくしたい時におすすめです。

  • 相続税について

死亡保険金を子どもや孫などに相続する場合でも、相続税が発生します。しかし、死亡保険金には非課税限度額があり、一定の金額は控除を受けることができます。

2.<終身死亡保険に加入するデメリット>

ライフステージによっては保険料が割高になることがあります。例えば、まだ独身で一人暮らしの場合、自分が亡くなったときに必要になるのは葬儀費用などのみで、それほど高額の保障は必要ないと考えられるためです。また、20代でまだ働き始めたばかりの時には終身死亡保険の保険料は負担が大きいと感じられるかもしれません。

終身死亡保険の活用例

終身死亡保険には、さまざまな活用方法があります。

1.老後資金の備えとして

終身死亡保険は解約払戻金を自分や夫婦の老後資金の備えとして活用できる場合があります。既婚者で子どもがいる場合、子どもが独り立ちした後からはじめるのもよいですし、独身の場合も年齢が上がるごとに、老後に備えることは安心の要素となります。

2.子どもの学費の備えとして

子どもの将来の高校や大学進学時には、学費が多くかかってきます。まだ子どもが小さいうちから保険料を払い込んでおくことで、将来に備えることができます。

3.自分の死後の葬儀費用として

独身の場合も、自分の死後の葬儀費用として終身死亡保険を活用する方法もあります。

未来の自分が決める保険 WAYS
死亡時だけではなく、将来のための資金として活用できる死亡保障を検討している方向けの保険です。

かしこく備える終身保険
一生涯の死亡保障をご希望に合わせて備えられる保険です。

まとめ

終身死亡保険は一生涯保障が続き、支払う保険料が更新のたびに上がっていく定期型と異なり保険料が一定であるという特長があります。
メリットは多いものの、ライフステージによってはメリットとならないこともあるため、自分が今どのステージにいるのか、そして将来のことも考えて検討してみることをおすすめします。

(2018年7月23日更新)

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