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掛け捨て型生命保険とは?メリット・デメリットや貯蓄型との違い

生命保険には掛け捨て型と貯蓄型の2種類があります。ここでは、掛け捨て型生命保険のメリット・デメリットや、貯蓄型との違いを解説します。

掛け捨て型の生命保険とは?

1.掛け捨て型の特徴

掛け捨て型生命保険の特徴は、まず保険料が比較的安いことが挙げられます。代表例として定期保険、医療保険やがん保険などがあります。一方で、貯蓄型生命保険には終身保険や個人年金保険、学資保険などがあります。

貯蓄型は契約者から預かった保険料を運用して返却する資金部分が盛り込まれているのに対し、掛け捨て型には満期や解約などを行った時に返ってくる満期保険金や解約払戻金(解約返戻金)がありません。その分、保険料が安くなります。

2.掛け捨て型のメリット・デメリット

掛け捨て型生命保険のメリットは、前述の通り保険料の安さです。保障は掛け捨て型も貯蓄型も基本的には同じですが、家計に占める保険料の負担を少しでも減らしたい方に向いています。貯蓄型と同じ保険料で比較すると、高額な保険金額の設定ができる場合が多く、手厚い保障を効率的に準備することができます。また、資産形成を目的とした貯蓄や積み立てを他の金融商品などで行っている方は掛け捨て型が向いているでしょう。掛け捨て型はシンプルな設計でわかりやすい商品が多いこともメリットのひとつです。

対するデメリットは、保障範囲に該当する事案が起こらずに保障期間が過ぎると、戻ってくるお金はありません。そのため、ただお金を消費しているように感じてしまうので、保障を買っているといった理解が必要です。また、契約者貸付制度(解約払戻金の一定範囲内で借り入れできる制度)も利用できない場合が多いです。

掛け捨て型と貯蓄型の違いについてより理解を深めるには、貯蓄型生命保険について解説した以下の記事が役に立ちます。

貯蓄型の生命保険とは

掛け捨て型に加入すべきシチュエーション

保険はご自身のライフプランに合わせて選ぶことが重要です。掛け捨て型がおすすめのケースは、以下のとおりです。

1.20代や独身の方

20代や独身の方には掛け捨て型の医療保険がおすすめです。特に20代の若い時期は貯蓄が十分に準備できていない場合が多く、万が一入院するような時に入院費等を貯蓄でカバーできないことがあります。このようなケースにおいて、掛け捨て型の医療保険は、

①保険料が安いので、家計の負担が少ない
②たくさんの貯蓄がなくとも入院費を保障される

以上のようなメリットが挙げられます。

2.結婚・出産などで出費が多い方

結婚したばかりの方、出産を控えている方については、結婚・出産に伴う出費が多く、保険に回す資金があまりないと思われます。このようなケースもやはり掛け捨て型の生命保険が活躍するでしょう。

特に、まだ妊娠していない女性やこれから出産する可能性のある女性には、女性疾病特約など女性特有の病気に係る保険に契約することをおすすめします。掛け捨て型には貯蓄機能はないため、十分な保障をつけておく必要があるものと思われます。

また、万が一(死亡・高度障害状態)の場合は遺族へある程度の生活保障をしなくてはいけません。そんな時は、多額の死亡保障を安く備えることができ、比較的安い定期保険、または収入保障保険となります。

3.定年退職で収入が少なくなる60歳以降の方

定年退職となると、年金が主な収入となり家計の負担を軽くする必要が生じてきます。老後資金が十分に確保できていない場合は、掛け捨て型の医療保障がおすすめです。

また、持病や入院歴などが原因により保険契約できないことがあるかもしれません。その場合は引受基準緩和型医療保険といったものがあり、持病や入院歴などがあっても契約できることがあります。この場合、掛け捨て型に比べ保険料は高くなりますが、貯蓄型に比べると安くなります。

4.掛け捨て型と貯蓄型、両方を組み合わせるべきケースとは?

特約などといった名称で主契約部分に別途保障が付いて、掛け捨て型と貯蓄型の両方を組み合わせていることがあります。例として、定期保険特約付終身保険というものがあります。これは、定期保険部分が掛け捨て型、終身保険(一生涯保障)部分が貯蓄型となります。

よって、終身保険部分は貯蓄型のため、保険料は高めですが安易に解約はせず、資金の必要性が生じた場合に部分的に解約するとよいでしょう。それに対して、定期保険部分は掛け捨て型のため、保障が不要になった際に解約することで、月々の支払い額を減らすことができます。

まとめ:手軽な保険料が魅力の掛け捨て型保険で万が一に備える

  • 掛け捨て型生命保険は保険料の安さが最大のメリット
  • デメリットは保障期間が過ぎても保険料が戻ってこない点

掛け捨て型保険は、保険料が安いにも関わらず貯蓄型と同等の保障を得られることが最大のメリットと言えます。そのため保険料が高いと感じている方には、保障のみが得られる定期保険や医療保険などの掛け捨て型保険がおすすめです。

契約の際は、マイホーム・自動車の購入、子どもの入学などのご自身やご家族のライフイベントを考慮しながら、加入する目的を明確にした上で必要な保障や保険期間を決めるようにしましょう。

(2021年12月作成)

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