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生命保険(死亡保障)と医療保険の違い

保険に入っていたほうがよいと周囲から言われ、保険の加入を検討し始めてみたものの、どのような保険に入るべきかわからないということは多いのではないでしょうか。
今回は生命保険(死亡保障)と医療保険の違いについて、わかりやすくご説明します。

生命保険とは

生命保険とは、その名の通り「生命」に関わるものを保障するものです。亡くなった時の死亡保障だけではなく、病気やケガへの保障を含む場合もあります。死亡保障の生命保険を指す場合には「死亡保険」とも呼ばれます。

生命保険の役割

自分が思うように動き、働き、家族を守ること。人には、そういった生きていく上で必要なことができなくなってしまうときがあります。死亡や病気、ケガ、介護など、予期せぬ事態に遭遇したときです。

生命保険に加入しておくことで、予期せぬ事態に遭遇したときにまとまったお金を受け取ることができ、自分や家族を経済的に助けることにつながります。

予期せぬ事態に遭遇したとき、自分や家族の場合はどれほどのお金が必要になるのか。保険を決めるにあたっては、そのようなシミュレーションをすることも非常に大切なことです。

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生命保険の必要性

万が一のトラブルが起きた際、日本では国の社会保険障制度によって一定の保障を受けることができます。しかし、それらだけでは、個人や家族による個別の事情を反映できるものではありません。また、「国の保障だけでは足りない」ということも少なくありません。そんな不足を補いたいと考える人に、生命保険が向いています。

生命保険の種類

生命保険の種類は、大きく分けて定期保険、終身保険、養老保険の3つがあります。

1.定期保険

10年、15年、60歳まで、65歳までなど一定期間に限って保障される保険です。10年の契約であれば、その10年の間に被保険者が亡くなった場合に、指定した受取人が保険金を受け取ります。通常、保険料はかけ捨てで、満期時に解約払戻金がほとんどありません。そのため、終身保険や養老保険と比べて保険料が割安なのが特徴ですが、更新時に保険料が見直されます。

2.終身保険

期間の定めがなく、一生涯に渡って保障が続く保険です。毎月の保険料が途中で上がることがなく、一定額であることが特徴です。また、解約時に払戻金があり、タイミングによっては支払った保険料の総額を上回る額を受け取れる場合があります。

3.養老保険

定期保険と同様に期間の定めがあり、期間中に被保険者が亡くなった場合は死亡保険金を受け取ることができますが、満期を迎えたときには満期保険金を受け取ることができます。

医療保険とは

医療保険とは、病気やケガなどで入院・通院したときや、手術を受けたときにかかる医療費に対する給付金を受け取ることができる保険です。生活習慣病や女性特有の病気などに手厚い保障がつくものなど、さまざまな種類があります。

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生命保険(死亡保障)と医療保険の違い

生命保険(死亡保障)と医療保険の一番の違いは、保障される内容が死亡なのか、病気やケガなのかということにあります。

また、保険金受取人にも違いがあります。生命保険(死亡保障)は被保険者が亡くなった際に保険金が出る仕組みのため、家族などが保険金を受け取りますが、医療保険は被保険者の自分自身の医療費に対して保険金が出る仕組みのため、被保険者本人が保険金を受け取るケースが多いです。

保険商品の中には、生命保険でも途中で医療保険にコースを変更できるものや、医療保険に死亡保障の特約をつけられるものもあります。

まとめ

生命保険(死亡保障)と医療保険の違いは、何を目的に保険加入をするかによって異なります。将来に備える生命保険(死亡保障)、身近な病気やケガに備える医療保険と考えるとよいでしょう。自分の今の状況やライフステージに応じて、どちらを備えておくべきか、はたまた両方考える必要があるのか、検討してみてください。

(2017年4月作成)

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