50th Anniversary

知っておきたい生命保険の基本

あなたにぴったりの保険を選ぶために、まずはじめに知っておきたい保険の基本。

保険の検討に役立つ情報やお悩みを解決するヒントなどを集めています。

STEP2 生命保険のタイプについて知りたい! 病気・ケガに備える保険

STEP1では「保険とは何か」を解説してきました。

次のSTEP2では、どんなときにどんな保障が必要か、「保険のタイプ」についてご案内していきます。

Q07 「病気・ケガ」の備えって必要なの?

私たちの生活は、さまざまなリスク(偶然おこる予期せぬこと)に囲まれています。

他人事では済ませられない病気やケガですが、貯蓄が十分にある場合は、治療費などは貯蓄からまかなうことが基本です。

しかし、病状や治療内容によっては入院・通院期間が長くなったり、仕事を休むことによる収入の減少により経済的な負担が大きくなる場合もあります。

事前に予測できない「病気・ケガ」の出費に備えるための準備が「医療保険」です。万が一の場合に大切な貯蓄を大きくくずさないためにも、あらかじめ保険に加入しておくと安心です。

Q08 医療保険って、どんな保障をしてもらえるの?

医療保険は、おもに病気やケガで「入院」「手術」をしたときに給付金を受け取ることができる保険です。

入院給付金

入院したときに支払われるお金を、「入院給付金」といい、入院1日あたりいくら支払われるかを「入院給付金日額」といいます。

治療給付金

病気やケガで所定の入院・手術・放射線治療を受けたときに支払われるお金です。

通院給付金

病気やケガで入院後の通院など、所定の条件を満たした通院をしたときに支払われるお金です。

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Q09 「病気・ケガ」でどのくらいお金がかかるの?

病気やケガをすると、さまざまな費用がかかります。治療費はもちろん、入院準備費用や通院に使うタクシーなどの交通費、入院している間の家族のホテル代など、平時にはない出費が家計に大きなダメージを与える場合があります。

入院したら、いくらお金がかかるの?

直近(過去5年間)の入院時の1日あたりの自己負担費用は

平均20,700円

  • 公益財団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」より 治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額 集計ベース:過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人〔高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)〕
自己負担費用の例
(1)公的医療保険の対象となる医療費
入院費 ・投薬費 ・診察費 ・手術費 など

年齢、収入に応じた医療費の自己負担額については、以下の表を参照してください。

医療費の一部負担(自己負担)の割合について

年齢 一般所得者等 一定以上所得者 現役並み所得者
75歳以上 1割負担 2割負担 3割負担
70歳~74歳 2割負担
6歳~69歳
(義務教育就学後)
3割負担
義務教育就学前
(6歳に達する日以降の最初の3月31日まで)
2割負担
+
(2)病院に支払う(1)以外のお金
差額ベッド代 ・入院時の食事代 ・諸費用(TV等レンタル代)など
(3)病院以外に支払うお金
病院までの交通費 ・日用品等の購入費用 ・お見舞いのお礼 など

全額自己負担

  • 同じ月に医療費の支払額が一定額を超えた場合、その超えた金額が支給される高額療養費制度(保険適用診療が対象)があります。
  • 当記載内容は、令和5年9月現在の公的医療保険制度に基づきます。詳細は厚生労働省のホームページをご確認ください。

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Q10 「先進医療」ってどんなもの?

先進医療とは?

大学病院などで研究・開発された新しい医療技術のうち、治療効果や安全性が確認され、将来的に保険診療への導入の可能性があると厚生労働大臣が認めた医療技術を「先進医療」といいます。

  • 「先進医療」は、医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状など)および実施する医療機関(所定の基準を満たして届出をした厚生労働大臣が認めた医療機関)が限定されています。
  • 厚生労働大臣が認める医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直されます。

現在の医療制度

保険診療
公的医療保険を利用した診療。自己負担は3割です(年齢や所得により一部異なります)。保険診療の対象となる検査や手術、投薬などは法律により決められています。
保険外併用療養
保険診療との併用が認められている療養です。
保険外診療
公的医療保険の診療範囲にかかわらず、主治医と患者の了解の下に行われる診療です。全額自己負担となりますが、国内で承認されていない最先端の治療を受けることもできます。

先進医療は保険外併用療養のひとつです

先進医療に係る費用は全額自己負担

「先進医療」を受けた場合、一般の保険診療と共通する部分の費用(診察・検査・投薬・入院料など)は、公的医療保険制度の給付対象となりますが、「先進医療」の技術に係る費用は公的医療保険制度の給付対象とはならず、全額自己負担となります。

どんな治療?費用はどのくらい?
重粒子線治療

適応症

肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍または転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る)。

技術の概要

重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。

費用

総合計…1,888,931,710円
先進医療総額…1,777,483,000円
年間実施件数…562件

1件あたりの先進医療に係る費用

平均3,162,781円(小数点以下切り捨て)

陽子線治療

適応症

頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む)、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍または転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る)。

技術の概要

放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。

費用

総合計…4,147,746,608円
先進医療総額…3,482,033,800円
年間実施件数…1,293件

1件あたりの先進医療に係る費用

平均2,692,988円(小数点以下切り捨て)

子宮内膜受容能検査1

適応症

不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊または一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床または妊娠に至っていない患者に係るものに限る)。

技術の概要

吸引用子宮カテーテルを用いて、子宮内膜を採取する。

ホルモン補充周期の場合は、エストロゲン投与により一定の厚さに子宮内膜を肥厚させ、その後、プロゲステロン投与開始後6日目(120時間目)で子宮内膜採取を行う。自然採卵周期の場合はLHサージ後7日目またはhCG投与後の6日目に採取するが、自然周期では、血中LHが不規則に上昇する症例もあり、医師により判断が異なる症例があるため、ホルモン補充周期のみでERAを実施とする。採取した子宮内膜を検体とし、次世代シークエンサーを用いて236遺伝子を網羅的に解析し、内膜組織がReceptive(受容期)かNon-receptive(非受容期)かを評価する。

また、Non-receptiveの際はどのくらいReceptiveまでに差があるかも評価を行う。

子宮内膜が着床を受容する期間に周期を同期させ、胚移植を行うことで着床率の向上を目指す。

費用

総合計…86,716,715円
先進医療総額…66,039,258円
年間実施件数…535件

1件あたりの先進医療に係る費用

平均123,437円(小数点以下切り捨て)

  • 厚生労働省ホームページより
  • 技術名、総合計、先進医療総額、年間実施件数については、厚生労働省 第117回先進医療会議「【先進医療A】令和4年6月30日時点における先進医療に係る費用 令和4年度実績報告(令和3年7月1日~令和4年6月30日)」をもとにアフラック作成
  • 重粒子線治療や陽子線治療は、治療する部位によって公的医療保険制度適用の対象となるものがあります。
  • 先進医療は厚生労働大臣に認められ、一定の要件を満たした大学病院などの医療機関でのみ受診できます。また、受診可能な先進医療は各医療機関により異なり、変更されることもあります(これらの先進医療は2023年5月現在のものです)。

「先進医療サーチ」では、

先進医療技術の内容、実施医療機関を検索できます。

先進医療サーチ

  • 公的医療保険制度で3割自己負担の場合
  • 同じ月に医療費の支払額が一定額を超えた場合、その超えた金額が支給される高額療養費制度(保険適用診療が対象)があります。
  • 上記内容は平成30年1月現在の公的医療保険制度に基づきます。

Q11 病気にかかっていたら、医療保険に加入できないの?

通常の保険では健康状態を申告するため(告知といいます)、傷病歴などのある人は契約が難しいケースがあります。しかし、健康に不安のある方こそ、保険で安心を求めたいもの。

そんな方向けにおすすめの商品があります。

アフラックのおすすめ商品

<病気になった人も入りやすい 新しい形の医療保険 REASON>

持病や入院歴・手術歴がある方など健康に不安がある方におすすめの医療保険です。

  • この保険は<引受基準緩和特則>が付加されているため、保険料が割増しされています。また、健康状態などによっては、ご契約をお引き受けできない場合があります。

Q12 医療保険とがん保険ってどう違うの?

「医療保険」と「がん保険」にはどんな違いがあるのでしょうか。

幅広く病気やケガに対応する「医療保険」

医療保険は病気やケガによる入院や手術に対して給付金が受け取れます。もちろん、「がん」になった場合も給付の対象になります。

医療保険は一般的に1回の入院日数などに制限があり、比較的広く浅くカバーする保険といえます。

がん治療に特化した「がん保険」

「医療保険」は広く浅く、「がん保険」は狭く深くカバーします

がん保険は、「がん」に特化した保険です。「がん」と診断確定された場合に一時金や、入院給付金、手術給付金などが支払われます。

「がん」は繰り返し入院したり、再発をする場合もあるため、一般の医療保険ではカバーしきれない部分を考慮して、がん保険の入院日数には制限がないなど、がんに手厚い保障内容となっています。

医療保険 幅広く病気やケガの入院・手術などを保障 がん保険 がんに特化して保障を充実

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<「生きる」を創るがん保険 WINGS>

治療前の精密検査から治療後の外見ケアまで幅広く保障し、さらに不安や悩みも相談できるがん保険です。

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